dotkuwaの日記： 二君に事える

コンピュータでシステムを作る際には、「二君に事える」
事が必要です。
★コンピュータのハードウェアを源流とする下からの主君
★最終ユーザーの要求を源流とする上からの主君
です。
　
もちろん、作るプロジェクトの全員が二君に事える必要は
有りませんが、誰かが（システムを破棄するまで）その
役をやり続ける必要が有ります。
　
その役をやらせようとして、出来なかったのが「プロジェクトリーダー」
だと思います。
★細かい事の最終決定権が有る
★給料も良く、将来性もある
★大変な仕事で、周りから「大変な仕事をさせて」すまな
　がられている
という外形的事実から、プロジェクトリーダーには、「二君に事える」
事をさせたかったのだと思います。
そうすれば、その上流は上からの一君、その下流は下からの一君のみ
に注力できます。
　
実際には、実際の「プロジェクトリーダー」は
★スケジュール、進捗のみを管理する
★中身の細かい事は知らない、最終ユーザーの要求の（なぜそうなるか）
　の仕組みは（貴重なので）なかなか開示されない
のが現状です。資質の有る人は「二君に事える」事に成功したのかも
知れませんが、（プログラマーとは違うのだよとうそぶいていいた）
99%の人間は、プログラマーにすらだいぶん劣る成果（というか無成果）
しか上げられませんでした。
　
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特に、システムの（将来的に役に立つ）文書作成には、「二君に事える」
事が必要です。プログラマーは一時期、書かされて来ましたが、
やはり、「二君に事える」一番良いポジションは、
★最終ユーザー
なのでは無いでしょうか？
下からの主君は上からの主君と異なり、知識はワンパターンで
潔い程のオープンです。フルフロンタルです。
　
一般的に最終ユーザーとされる、事務職の方は、（将来的に役に立つ）
文書作成能力が有りません。信じられない様な手順書（通底した一貫性
を「わざと」欠いている様な文書を書く。←抽象化能力が皆無！）を
書きます。
ただ、能力が無いという事は、今後の伸びしろがすごいという事だと思い
ます。リーダーだゆっておだてても、プログラマーより劣る職能しか
身に付かないのが分かった以上、
やはり、「二君に事える」一番良いポジションは、
★最終ユーザー
なのでは無いでしょうか？