dotkuwaの日記: うまく行く新技術と行かないものの差 2
日記 by
dotkuwa
新技術と言えば、
・勘と経験と度胸で無く、決められた手順に従って作業すれば
うまく行く
という、今までになかった技術ですが、
うまく行くやつと行かないやつが有ります。
行くやつは、
・初歩のやり方から、ステップアップするやり方から
書いてあり、
・実際にうまく行っている。
行かないやつは、
・理念や有るべき姿はいくらでも述べられている。
・どうやってやるのか一切述べられていない。
・うまく行っている組織(GAFAみたいな大どころの)も有るが、
うまく行かない所も多い。
違いがあります。
典型的には、
前者はプログラミングや、RDBの設計で、
後者は自動テスト、自動運用、サーバーレス、マイクロサービスが、
有ります。
何が違うのでしょう?
それは、
・前者は小さい物をビルドアップして大きくしているが、
・後者は大きい物が初めに有り、その内、意味のある小さい部分を
得る必要が有る。
点だと思います。
-------------------
では、何で後者の分野の新技術でもうまく行っている所が有るので
しょうか?
想像ですが、
・有る領域で、小さい物からビルドアップしていった経験がある
人が、
・その領域、あるいはごく隣接した領域で、意味のある小さい物を
過去から類推したりしてひらめき、検証して、修正して、をする
事で、「うまく行く」を得ているのではないかと思います。
でもこれって勘と経験と度胸以外のなにものでもないです
よね?
KKDを否定しつつ、原理的にKKD以外の構成方法が無い分野で、
有るべき姿論を主張するだけというのは、厨2です。
勘はいらないが経験と度胸はいる。 (スコア:0)
同じ規模まで行くには結局同じだけの経験と度胸が必要。
前者は小さいものでも意味あるものが作れるのに対して、
後者は一定規模までは意味ないものしか作れない。
意味ないものでも挫折せずにステップアップできる人だけが、
後者の分野でもうまく利用できる。
Re:勘も要るかも (スコア:1)
KKDという事で、慣用句として特に気にしませんでしたが、
・ひらめき担当の「勘」
・努力担当の「経験」
という事では無いでしょうか?
要するに、
・「意味のある小さい物」を思いつくのは勘に相当する位
あやふやでしくじり易い
・スケジュールに間に合わない位、後で思いつく事が多く、
次回、次々回、次々々回...思いついたが却下された
経験たちが積み重なり、
・有る時、1%のひらめきを以って、体系化を思いつく。
(人もいる、その人は少なくとも挫折しなかった。)
みたいな、感じでしょうか?
煮詰まっている10年選手(鉄なべ基準。なお、アルミなべ基準では
煮詰まっているは壊れると同義)に、
・なにか考えてみないか?
というと出るが、
新進気鋭の人間にエンカレッジすると、その人間の将来も含めて
ぶち壊しにする、
位、あやふやでしくじり易い物だと思います。
その点を表現する担当が「勘」なのだと思っています。