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日記

dotkuwaの日記: うまく行く新技術と行かないものの差 2

日記 by dotkuwa

新技術と言えば、
・勘と経験と度胸で無く、決められた手順に従って作業すれば
 うまく行く
という、今までになかった技術ですが、
うまく行くやつと行かないやつが有ります。
 
行くやつは、
・初歩のやり方から、ステップアップするやり方から
 書いてあり、
・実際にうまく行っている。
行かないやつは、
・理念や有るべき姿はいくらでも述べられている。
どうやってやるのか一切述べられていない。
・うまく行っている組織(GAFAみたいな大どころの)も有るが、
 うまく行かない所も多い。
違いがあります。
 
典型的には、
前者はプログラミングや、RDBの設計で、
後者は自動テスト、自動運用、サーバーレス、マイクロサービスが、
有ります。
 
何が違うのでしょう?
 
それは、
・前者は小さい物をビルドアップして大きくしているが、
・後者は大きい物が初めに有り、その内、意味のある小さい部分を
 得る必要が有る。
点だと思います。
 
-------------------
 
では、何で後者の分野の新技術でもうまく行っている所が有るので
しょうか?
 
想像ですが、
・有る領域で、小さい物からビルドアップしていった経験がある
 人が、
・その領域、あるいはごく隣接した領域で、意味のある小さい物を
 過去から類推したりしてひらめき、検証して、修正して、をする
事で、「うまく行く」を得ているのではないかと思います。
 
でもこれって勘と経験と度胸以外のなにものでもないです
よね?
KKDを否定しつつ、原理的にKKD以外の構成方法が無い分野で、
有るべき姿論を主張するだけというのは、厨2です。

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  • by Anonymous Coward on 2019年11月28日 10時01分 (#3723135)

    同じ規模まで行くには結局同じだけの経験と度胸が必要。
    前者は小さいものでも意味あるものが作れるのに対して、
    後者は一定規模までは意味ないものしか作れない。
    意味ないものでも挫折せずにステップアップできる人だけが、
    後者の分野でもうまく利用できる。

    • by dotkuwa (9387) on 2019年11月30日 8時25分 (#3724162) 日記

      KKDという事で、慣用句として特に気にしませんでしたが、
      ・ひらめき担当の「勘」
      ・努力担当の「経験」
      という事では無いでしょうか?
       
      要するに、
      ・「意味のある小さい物」を思いつくのは勘に相当する位
       あやふやでしくじり易い
      ・スケジュールに間に合わない位、後で思いつく事が多く、
       次回、次々回、次々々回...思いついたが却下された
       経験たちが積み重なり、
      ・有る時、1%のひらめきを以って、体系化を思いつく。
       (人もいる、その人は少なくとも挫折しなかった。)
      みたいな、感じでしょうか?
       
      煮詰まっている10年選手(鉄なべ基準。なお、アルミなべ基準では
      煮詰まっているは壊れると同義)に、
      ・なにか考えてみないか?
      というと出るが、
      新進気鋭の人間にエンカレッジすると、その人間の将来も含めて
      ぶち壊しにする、
      位、あやふやでしくじり易い物だと思います。

      その点を表現する担当が「勘」なのだと思っています。

      親コメント
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