dotkuwaの日記: KKDと統計 4
日記 by
dotkuwa
双方とも、問題領域全体を打通しようとするのは同じだと
思います。
それゆえ、弱点も同じです。
KKDでは、その人が経験を積んだ「その領域、あるいはごく隣接した領域で」
著しい効果が有りますが、そこから外れると、
著しく効果が無くなります。
そういう制限さえなければ、ベテランは神様になれるはずでしたが、
どう考えても、現実から引き比べても、その制限付きです。
統計では、そのモデルの得意な「その領域、あるいはごく隣接した領域で」
著しい効果が有りますが、そこから外れると、
著しく効果が無くなります。
そして、
(想像ですが)統計にはモデルに、それほどの多様性が無く、
あるモデルの得意分野は、他のモデルの得意分野とかぶる筈です。
KKDはPDCA,OODAと似ている (スコア:1)
KKDは、知識と経験が勘(分析と仮説)を裏打ちし、度胸が実行(仮説の検証)を後押しする。実行すれば新たな経験が得られる。
PDCAやOODAみたいな、ループです。
実行して経験にフィードバックするのが大事なのだけど、実行するには度胸がいる。そして、セルフでKKD的理論を身に着けた人は、もとから度胸を備えていたか、度胸を備えることができた人だった。生存者バイアスです。
KKDのキモを「度胸」ではなく「実行すること」と「フィードバックを得ること」と見れば、非組織的ではあるけれども、PDCAやOODAと似たループの方法論であることが分かります。
ベテランが神サマになるはずだった職場建設論ではないのです。
Re:KKDはPDCA,OODAと似ている (スコア:1)
#3731795 で返信とさせて下さい。
KKDもつぶしはきく (スコア:0)
ただし問題領域を返還したり当てはめたりする能力があるのなら。
昔から一流は一流を知るとも言われてますし。
上記の能力は自分の土台や経歴を理解するということなので、
なんとなく生きているのでは無理。
つまりは二流。
つぶしには限界が有る (スコア:1)
自分はまだ新人に近く、上の人に、
・あの規則は無視して良い
と言われていた、
・ステップ数いくつ毎に(開発が進む段階毎に)バグが
何%出ないと正常では無いとして突き返す
といった「統計的」考えも、
・「問題領域を返還したり当てはめたり」
した結果だと思います。
当時はその様な『理不尽な』規則を決めた人を、
単なる無能だと思っていましたが、自分がKKDを
しなければならなくなった立場になってみると、
・有能無能の問題
では無く、
・自分が経験した「その領域、あるいはごく隣接した領域」
か否かが問題だと痛感した次第です。
「否」の問題に触れた人間は全て二流になると
思います。
同じコンサルタントが神にもなり、金の無駄に
もなるのは頻繁にある事実です。
PDCAやOODAなど、七つ道具について公的に認められる
知識・能力をもったコンサルタントであっても
そうだと思います。
つぶしには限界が有ると思います。