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過去のタレコミ一覧:
保留 0件、 却下 14件、 掲載 88件、合計:102件、 86.27%の掲載率
759960 submission
インターネットエクスプローラ

IE7 β2が一般公開

タレコミ by dseg
dseg 曰く、
米国時間の1/31に、Internet Explorer 7 Beta 2が一般公開された(ITmediaの記事)。対応環境はWindows XP SP2のみ。 IE7の主な新機能は、RSSフィードの購読やタブブラウジング、強化されたセキュリティなど。MSによるIE7の紹介ペー ジに、ポイントを絞った機能紹介がある(英語)。 開発者にとっては、より標準に近いCSSの扱いや、AJAX関連では他の多くのブラウザと同様にネイティブな XMLHttpRequestオブジェクトを持つようになった事などが興味を引きそう。 バグ報告などのフィードバックは、Internet Explorer ニューズグループで。フィードバックする他の方法について、IE公式blogのエントリに説明がある。
761259 submission
ソフトウェア

Autodesk社、3Dソフト大手のAlias社を買収

タレコミ by dseg
dseg 曰く、
本家/.の記事より。CAD/CGソフ ト会社大手のAutodeskが、ハイエンド3Dグラフィックソフト 大手のAliasの現金による買収を発表した(プレスリリース)。買収金額は1億8200万ドル。AliasはMayaMotionBuilder、AutodeskはAutoCAD3ds Maxで知ら れる。気になるのは買収されるAliasの製品群の今後だが、Autodeskが発表した FAQ(=PDF)によると、「買収完了後、全てのAlias製品の販売は継続される(Q18)」、 「Alias社の顧客へのサポートは継続される(Q29)」との事で安心して良さそうだ。とはいってもMayaのOSX 版やLinux版の開発は、買収後も継続されるのだろうか…?気になるところではある。

関連記事: AliasのMaya、PLEとして無償提供開始
761300 submission
ハードウェア

巨大RAMディスクを実現するPCIカードが登場

タレコミ by dseg
dseg 曰く、
インプレス AKIBA PC Hotline!の記事より。 6月のCOMPUTEX 2005で発表され注目を集めた、GIGABYTE製RAMディスクカード、「i-RAM」の出荷が始まった。実売価格は2万円前後。 (メーカーによる解説1/解説2/スペック=PDF)
「i-RAM」は4本のDDR SDRAM DIMMソケットを備えたPCIカードで、最大搭載容量は4GB。シリアルATAコネクタにケーブルで接続することで、シリアルATA HDDとして認識される。従ってOSのインストール及びブートも可能だ。DRAMの性質上、電源の供給が止まるとメモリ内のデータは消えてしまうが、「i-RAM」はPCIバスのスタンバイ電源から供給し続けるため、PCからコンセントを抜かない限りデータは消えない。またユニークなのは、専用バッテリを搭載し、フル充電で最大16時間メモリ内のデータを保持できるという点。PCからコンセントが抜けてしまったり停電したりした時にも、充電池が持つ間はデータを保持できる。更に「i-RAM」を2枚挿してRAID構成にすることも可能という。
尚、「i-RAM」の動作が確認されているチップセットは前出のPDFに記述がある。また、ベンチマークの計測結果や使用感は、インプレス PC Watchに掲載された*試用版の*レビューが参考になる。
小さなファイルの読み書きが頻繁に発生する、大きめのプロジェクトのコンパイル&ビルドプロセスなんかで、高速化に力を発揮しそう? この製品を知ってからタレコミ人の頭にまず浮かんだのはramdisk.sysでしたが(遠い目)。
762112 submission
グラフィック

Macromedia、Flash Player 8βの提供を開始

タレコミ by dseg
dseg 曰く、
米Macromediaは、現地時間12日から、Flash Player 8のβ版の提供を開始した。 対応プラットフォームはWindows 98以降とMacOS X 10.1以降。その概要については7月11日に都内で開かれた記者説明会において、詳しく説明された(ITProの記事)。
Flash Player 8は、2004年10月に都内で開催された「Flash Conference 2004」で初披露されたが、 その後に決定されたAdobeとの合併決定の余波もあったのだろうか、登場が遅れた感はある。 Macromediaは、本バージョンで大幅な機能強化を施す事を既に発表しており、 「今回のFlashのアップデートはかつてないほど大規模なものになる。われわれはプレイヤーの性能を劇的に改善したほか、これまでは無理だった視覚的な表現を可能にする機能も追加した」(同社チーフソフトウェアアーキテクトのKevin Lynch氏)。

主な新機能は以下の通り:
  • 米マイクロソフト社がWindows XPで搭載した“ClearType”以上に読みやすいという、フォントレンダリング技術“Saffron(サフラン)”の搭載
  • レンダリングパフォーマンスの改善
  • Flash Player側でのグラフィックエフェクトの実現
  • アルファVideo機能(透過情報付き動画)
描画性能の向上は顕著で、色の付いた数十の丸が爆発するように次々に画面を埋めていく“パーティクル”のデモでは従来の8〜10倍にフレームレートが向上したという。
また、動画コーデックには、On2 Technologies社の「VP6」又は「VP7」が採用されたようだ(On2社による新コーデックによる動画品質の比較)。
Longhornでは、Microsoftによる「Avalon」や「Metro」といった対抗技術が登場する予定となっているが、Flash Playerの仕上がりが気になるところだ。
注目は、次期Flash本体(オーサリング環境)がいつ登場するかだが、Flash Player 7のβ配布開始からFlash MX 2004の日本語版開始までが4ヶ月ほどだった事を考えると、それほど遠くないのではないだろうか。
762847 submission
グラフィック

Processingが拓くビジュアルプログラミング新地平

タレコミ by dseg
dseg 曰く、
4/20に、Processing 1.0βがリリースされた。初のβリリースとなる。
(2年強に渡りα版がリリースされてきたが、メールを送るとダウンロードのURLが知らされる仕組みで、普通にダウンロード出来る状態にはなっていなかった)
Processingは、ベンジャミン・フライ氏とケーシー・リース氏によりMITで開発された、オープンソースソフトウェア。画像、音声、アニメーションをJavaライクな平易なスクリプト言語により扱えるのが特徴で、出力がJavaアプレットとなるため、作成したものが(追加のプラグインのインストールなしに)幅広いクライアント環境で閲覧できる事もあり、急速に人気を集めた。 現在、MacOS X、Windows、Linux版の各バイナリのダウンロードが提供されている。
Processingの実力と可能性は、様々なアーティスト達の実際の作品を見るのが一番わかりやすい。 ウェブ上でアーティスティックな表現をする上で、最もポピュラーなのはMacromedia Flashだが、本来アニメーション制作用ソフトウェアとして出発したFlashには、ピクセル単位での操作を記述できない、等の制約があり、エフェクト系/3D系の処理を記述する事は困難があった。Processingは、このような技術的制約を打ち破った点でも、注目の環境である。

日本語情報は、Processing.jpにまとめられている。主にMacromedia Flash/Macromedia Directorユーザに向けて書かれた「Processing Tutorial for Macromedia Minds」も参考になる。 GW中、「ビジュアル系」プログラミングに挑戦してみるのはどうだろうか。
762854 submission
Mozilla

Mozilla系ブラウザの合計シェアは8.69%

タレコミ by dseg
dseg 曰く、
オランダのOneStat.comが、Webブラウザのシェアに関する最新の調査結果を現地時間4月26日に発表した。それによると、Mozilla Foundation製Webブラウザ(Netscapeを除くGeckoベースのブラウザ)の合計シェアは8.69%。2004年5月末時点での合計シェアは2.1%だった。トップは変わらずInternet Explorerで、合計シェアは86.63%。ただし、2004年5月末に比べ7ポイント減少した。「Mozilla Firefoxの急激なシェアの伸びは、現時点では落ち着きつつあるようだ。AppleのSafariのシェアがまだ増加している事からすると、Mac版IEのユーザがSafariに乗り換えているようだ」(OneStat.comの共同創設者のNiels Brinkman氏)

主要ブラウザのシェアは以下の通り。
  1. Microsoft IE 86.63 %
  2. Mozilla Firefox 8.69 %
  3. Apple Safari 1.26 %
  4. Netscape 1.08 %
  5. Opera 1.03 %
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編集者様へ; osnews.comの関連記事です。
762855 submission
ニュース

Firefox、5千万ダウンロード達成

タレコミ by dseg
dseg 曰く、
4/29 16:59 GMT(日本時間 4/30 5:58 AM)に、Mozilla Firefoxが5千万ダウンロードの大台に到達した。SpreadFirefox.comでは、ダウンロード数がリアルタイムで反映される特別なページを用意、イベントに花を添えている(実装に興味のある人は「Firefox Counter」をどうぞ)。この勢いで1億ダウンロード到達も遠くはないか?
765485 submission
プログラミング

Pythonのグイド・ヴァンロッサム

タレコミ by dseg
dseg 曰く、
昨年は/.-Jにもインタビューセクションが創設され、本家のインタビュー記事が多数翻訳・掲載された。 その中には、Perlの作者であるラリー・ウォール氏へのインタビューや、Rubyの作者であるまつもとゆきひろ氏へのインタビューも含まれており、 言語の生い立ちから設計者の思想まで興味深く読めたのではないだろうか。 そこで今回は、本家/.の過去ログ倉庫にひっそりと収まっていた、Pythonの作者・Guido van Rossum氏へのインタビューの翻訳記事を、 言語繋がりという事もありお届けしたいと思う。 Pythonは海外での人気が先行したオブジェクト指向スクリプト言語。 キラーアプリケーションのZopeの登場などもあり、近年その普及度・重要度は増すばかりだ。
本家/.での掲載が2001年春の記事であり、内容的に多少賞味期限が過ぎている感は否めないが、 言語の設計思想やPythonの未来について語った部分は未だ変化しておらず、興味深い内容となっている。 尚、本翻訳記事は/.-Jの日記において、有志諸氏による共同作業の結果として完成した。 訳文を頂いた以下の皆さんに深く深く感謝します: Max氏、hayami氏、Jadawin氏、k3c氏、WindVoice氏、AC氏。 謝辞と各氏の担当された章のリストは別記にて。

1) Ruby
by Luke

――Rubyについてどう思いますか?

Guido van Rossum(以下 グイド):

ちょっと見た程度で、使ったことはないんだ。Parrot(※訳注1)みたいに、PythonとPerlを合わせたような感じに思える。 エイプリルフールのジョークのようにおもしろい(※訳注2)が、 私のプログラム言語に対する感性をうまくくすぐるようなモノではないね。 もちろん、良くできた言語じゃないかと思う。日本じゃすごく人気があるみたいだし。特にどうこう思う事はないよ(※訳注3)。

訳注1: Parrot
2001年のエイプリルフールに用意された「ネタ」言語。 Perl作者のラリー・ウォール氏とグイド氏が共同で取り組む新言語、と発表され、O'Reillyのページに詳細な記事が載る程の仕込み様だったため、 ニュースサイトを中心に被害者が続出した。
尚、現在 Parrot と言えば、parrotcode.org で開発されている Perl6 のコアを指す。結局、この「ジョーク事件」から名前がとられた。Parrot は Perl6 などのインタプリタ言語をバイトコード化し、効率よく実行する仮想マシン。現状はPerl6の実行のみだが、開発元では別にPerlに限定しているわけではないようだ。

訳注2: このインタビューが実際に行われたのは2001年4月ということで、上記の事件の直後であることから、ここで言及しているのだろう。

訳注3: /.-Jの過去記事の中に登場した、RubyとPythonの比較についてのコメント内に幾つか有用なリンクが。

2) データ構造ライブラリ
by GrEp

――ボクはPythonはすぐにHackできちゃうので大好きなんですが、ただ一点気になるのは、適当なデータ構造のライブラリがない事です。そういうライブラリについてコメントや解説をお願いできませんか?

グイド:

Pythonの品質を高くしている一つの点として、巨大なデータ構造のライブラリを必要としないということがあるね。 例えて言うなら、1組が256個からなるスパナセットのような、各々のデータ型に応じて高度な最適化を施したライブラリを備える代わりに、Pythonにはほとんどどこでも効率的に使える僅かなスーパーツールがあるので、ツールの選択に悩む必要はないんだ。 もちろん、熟練したプロにとって、単方向リスト/双方向リスト/2分木などといったツールがないことはちょっと辛いかもしれない。でも、大抵の人々にとってはディクショナリとリストがあれば事足りるし、不慣れなプログラマにとっても、この二つのツールを選択するのを間違うことなんてまず有り得ない。 こんな風になっている理由は「単純さ」のためだけど、より豊富なデータ型を備えるように移行することを期待しているんだ。例として、「Set型」に対する提案(最初はモジュールの一つとして追加し、後に組込型にする)がある。

参考: PEP218 原文PEP218のFe2+氏による邦訳版

3) [j | c]Python について
by seanw

――jPython(javaによる実装)と標準のcPython(オリジナルのC言語による実装)の関係の発展についてどう思いますか? また、どちらの要素(言い換えれば、移植性 対 性能)が最近注目されている(MSの.NETのような)分散ソフトウェアに向けて優位性を持つという風に考えていますか?

グイド:

ちなみに、Jythonという新名称に変わった。http://www.jython.org/ を見てみれば分かるように、すでにPython2.1互換のリリースに向けて取り組んでいるよ。 私たちは、JPythonが最初CNRIのJim Huguninによって開発されていた頃からとても緊密に取り組んでいて、Jimと私はJavaでどうやって正しいセマンティクスを実装するかについてたくさんの議論を交わしたよ。Barry Warsawが引き継いでからもほとんど同じだね。 今ではヨーロッパのFinn BockとSamuele Pedroniがそれを引き継いだことで、ホワイトボードを前にして一緒に検討するという利便性は無くなってしまったけれど、彼らはPythonの開発者メーリングリストに参加しており、JythonとPythonの言語セマンティクスをできるだけ近いものにしようと共に取り組んでいるよ。 例えば、Scheme形式の継続(Stackless Pythonの開発者達によって熱心に提案されている)を言語に取り入れない理由は、それがJava仮想マシンでは実装できないからだ。Jythonの存在が私に、実装の詳細ではなく、より抽象的な言語の本質について考える事を思い出させてくれたという点で、非常に有用だと思っている。 ところで、個人的な考えとしては、CPythonの移植性はJythonより優れていると思う。実際、CPythonを各々のアーキテクチャでコンパイルする必要があるが、それでも、まともなJava仮想マシンがない環境よりCコンパイラのない環境の方が少ない。 JythonはすでにJavaプラットフォームを選択した(もしくは会社の方針やライバルの動向のために選択の余地がない)ほとんどの人に有用だ。そんな場合は、スクリプト用、及び拡張用言語としての選択になるね。

4) PythonにはCPANが必要では?
by po_boy

私がまだPerlで書いている理由の一つは、無数のモジュールを素早く簡単にCPANレポジトリとCPANモジュールを使って見つけ、インストールできるからです。もしPythonに同様の(Vaults of Parnassus のような、しかしもっと進化した)ものがあれば、私はきっとPerlを使うのをほぼ完全に止めるでしょう。 そのように感じたことはありますか?もしそうなら、なぜPythonでは同じもの、それかもっと進化したものを開発しないで来たのですか?その方面で私になにかお手伝いできることはありますか?

グイド:

ちょうどいい! catalog-sig での活動をチェックして頂きたい。参加すれば手伝ってもらえるよ。
今までカタログが整備されなかった理由の一つは、まずパッケージをインストールする良い手順を手に入れる必要があった、ということが挙げらる。distutilsが広く受け入れられている現在、このことは解決済みなので、カタログ活動には明るい未来像が見えている。

5) お気に入りのパイソンのスケッチ
by abischof

――この言語は例のコメディ集団にちなんで命名されたわけですが、モンティ・パイソンのスケッチ(※訳注4)ではどれがお気に入りなんですか? 個人的には、私は『羊のコンコルド』がお気に入りなんですけれど、それは別の機会にお話しするとして ;)

グイド:

実は、そういうのちょっとお腹いっぱいなのね。その件は過剰露出気味だと思うんだけど :-)

訳注4: スケッチ
モンティ・パイソンでの、(ショート)コントに対する呼称。

6) GPLとの不一致
by MAXOMENOS

――フリー・ソフトウェア財団では、Python 1.6b1以降で用いられるライセンスがGPLと互換性を持たないことに言及しています。特に、それについてこう言っています: これは、フリー・ソフトウェア・ライセンスではあるが、GNU GPLとは矛盾する。第一の矛盾は、Pythonのライセンスが、アメリカのバージニア「州」の法律に準拠しているものであるが、GPLではそれを認めていないことである。

そこで、私の質問は2部構成で: 1. Pythonのライセンスが、バージニアの州法に準拠していると述べる、あなたの動機は何なんですか? 2. Pythonのライセンスが、将来的にまた、GPL互換になるということはありうるのでしょうか?

グイド:

2番目の質問から答えさせてくれ。私は、Python 2.1のGPL互換性に関して明言してくれるようFSFに頼んだ。で、彼らの弁護士からは、イエスともノーとも言わない冗長で重箱の隅をつつくような答えが返ってきたわけだ。これに関しては http://www.python.org/2.1/fsf.html で読むことができる。これには、かなり失望させられた。つまり、1.6.1のリリースをもって、大方私たちの手からは離れた、と思っていたわけだけれど、彼らは、交渉の各段階で、明らかに立場を変えるんだ。

個人的には、PythonがGPL互換になろうがもうどうでもいい――私はただ、FSFのために一肌脱いでやろうとしているわけだ。というのも、彼らは、Pythonを使うのが好きだから。面倒ごとをもたらしてくるのは彼らなのにも関わらず、なんで私がこれ以上やっかいを引き受けなきゃなんないのかって思う。 2問目については、きみたちのほとんどは、次の質問へと飛ばすべきだろうと思うね――ここの答えは、法的技術の話ばかりだし。去年なんて、弁護士と話し、耳を傾けることにいーーーーーーーーーっぱい時間を使ったんだ。:-(

どちらにせよ、だ。Python 1.6のライセンスを作成したのはCNRIで、2000年5月まで私はそこに勤めており、Pythonへ大いに取り組む事が出来たんだ(それ以前は、もちろんアムステルダムのCWIに勤めていた。そこでPythonの初期の取り組みができたことは感謝しないとね)。CNRIは、Pythonのバージョン1.3から1.6までの権利を持っている。だから、彼らには、ライセンスを選ぶあらゆる権利があるわけだ。

CNRIの弁護士は、そのライセンスには2つの目的を持つよう念頭において設計したのだ。(1) CNRIが最大限保護されるように。(2) オープン・ソースであること。(もし、(2)が、私のCNRI勤務に必須な条件でなければ、彼らは、Pythonなんて全然リリースしたくはなかっただろうね。:-) )

そのライセンスの特徴のほぼすべては、Pythonに失望したユーザーから起こされ得る訴訟に対して、CNRIを護るように機能するようになっている(そんなようなことがあったりするならばね。:-))。また、バージニア州の条項には、例外はない。CNRIの弁護士は、ライセンスの4項と5項(大文字になっているすべての免責条項)のみが、ある州においてどの法律や法廷が一般的放棄を支持するかを明らかにしていると訴訟の際に十分な保護機能となるのだ。いくつかの州には、一般的放棄を違法とする消費者保護法がある。だから、バージニアの条項がなければ、そういった州ではCNRIが訴えられかねないおそれがあるわけだ(自分自身は消費者として、消費者保護法にはおおむね好意がもてるけれど、フリーでダウンロードできるオープン・ソース・ソフトウェアにとってみては、一般的放棄なしでは、作者がリスクにさらされるとするCNRIに私は同意する。例えば、メリーランドが、オープン・ソース・ソフトウェアを特別に例外とするような法律を通過させようと考えているのは、うれしいと思う)。

Python 1.6.1は、2番目の「契約義務でのリリース」(1.6が1番目)で、1.6におけるGPL非互換性を1箇所だけ除いて全て解決すべく、CNRIのライセンスを変更することに特化したリリースだった。その非互換性とは何だったかとか、どうやって解決したのかとかは説明しないことにしておく。http://www.python.org/1.6.1/ の"accept license"のリンクを自分で見てくれればそれでいいと思う。該当する変更については、ライセンスの7節に全てあって、そこには、現在では、GPLに関係するある条件のもとでライセンスの他のある部分を利用不可にできるようにする、耐え難いような文面がいくつか含まれている。読んで泣いて頂戴。 FSFによれば、残る非互換性とは、ライセンスの"click-to-accept"機能だという。これは、CNRIを護るためのもう1つの機能だ。――弁護士たちは、このライセンスが、ユーザとCNRIの間で拘束力ある契約となるのに必要だと信じているわけだ。FSFはこれに必死で抵抗している。彼らの現在の立場は、こうだ。GPLでは、そんな(彼らの言葉で言う)「承諾の儀式」は要求しないのだから、どんなライセンスでもGPLと非互換となるのだ、と。それは、動かせないものに見合う不可抗力についての古い話に似ている。つまり、CNRIの弁護士は、今GPLを精読していて、CNRIのライセンスはGPLと完全互換だと主張している。というところで、どちらの弁護士を信じるかは、きみが選ぶことになるね。

いずれにせよ、私は、FSFに満足してもらうことを願って、2.1のライセンスから承諾の儀式はやめた。残念ながら、2.1のライセンスへのFSFの反応は、自分たちの立場をもういちど変えたというもので、現在は、ライセンスに別の変更をさせようとリクエストしている、というもののようだ。私は、とても、とても、うんざりしている……というわけで、次の質問へ移ろう!

訳注5: ライセンス
Pythonのライセンスはv2.0.1よりGPL互換となったため、この顛末は既に歴史的なものとなった。

7) 構造化のデザイン
by Xerithane

――まず最初に。私は、実際にはPythonで全くコードを書いていません。しかし、紹介記事や入門記事のほぼすべてを読んでいるので、文法と構造に関して把握できていると思います。 私は、Cでの開発をもう9年もやっており、他にも余るぐらいの言語を知っています。例えば、スクリプト系だと、シェルスクリプト、perl、PHPなどを含みます。 さて、それらすべては、if や for などの制御構造のグループ化にいわゆる「普通」の方式をとっています。

空白を基本とした文法規則を作るにあたって、何が理論的背景としてあったのでしょう? そして、それがなぜ良いと思いましたか? できれば「可読性」以外の答をお願いします。これまで、Pythonを知る人から得られた唯一の答がそれだったのです。

私の経験からは、中括弧({})を使うコードの方が空白を使うものより遥かに簡単に読めます。無意識に括弧を探してしまいますからね。コードの最初の一行が書かれてから20年を越えるような古いコードのメンテナンスを終えた今、Pythonのコードの寿命に興味があります。 それで第2の質問ですが、Pythonは20年をうまく生きのびるように思いますか? そのように長く生きのびる理由は何だと思いますか?

グイド:

読みやすいという答えに何かご不満でも? 私は至極もっともな理由だと思うよ。 コードの読みやすさを気にしないだろうか? 正しくインデントされていないコードは嫌では? インデントを文法の一部にすることで、すべてのコードが適切にインデントされることを保証できる。 かっこを用いる場合だが、その置き方にいくつかの流儀がある。 つまり、開きかっこをifと同じ行におくか、それとも次の行にか? 次の行だとして、インデントするか、しないか? 閉じかっこも同様。 もしどれかの流儀に慣れると、他の流儀は読みにくくなり得る。 コードをざっと読む場合、多くの人はいずれにしろインデントを頼りにするので、 これはしばしば次のようなバグを見落とすことにつながる。 if (x 10) x = 10; y = 0; まだ、腑におちない? ドナルド・クヌース氏は、1974年に「プログラム単位が十分小さい場合、インデントは最終的にはコードを構造化するための有効な手段になるだろう」と予測しているよ。 Pythonを試すほとんどの人は素早く習熟するし、最初は嫌っていたとしても最終的にはそのインデントの機能を好きになる。 これは、あなたにも起こり得ることだ! だから、Pythonがあと20年もつことを心配などしていないね。

8) Pythonとその将来への*あなたの*考えは?
by Scarblac

――「ごちゃごちゃ難しいのより、白黒はっきりしてるのがいい」とか、「やり方はひとつだけあるのがいいね」とかいうみたいに、たくさんの「Pythonの黄金律」が(いや、それを何て呼ぶにしても)ありますね。私の知る限りでは、そういったものは、メーリングリストに投稿されたもので(よくジム・ピーターズが投稿してましたね)、後に規律となったものですね。Usenetでのアドボカシーにおける大いなる伝統では、そういったルールに歯向かうことを提案する人間は、批判されるわけです。でも、Pythonを見ていると、厳密なルールじゃなくて、よりいっぱいの実利主義というものを目にするのです。彼らが書き留めたそんな「黄金律」について、あなたは、どうお考えなんですか? Pythonの将来についてはどう考えておいでですか? PEP(Python Enhancement Proposal)プロセスの登場から、新たな機能のアイディアがたくさん進められていますし、良い言語へと急速に変化することには多くの人が居心地悪く思ってもいます。(でも、Python 2.1は、すばらしいですよ! やったね!) いつか、Pythonが完成を迎える日が来ると願ってたり考えてたりするんですか? そうでないとしたら、果てしなく機能を加え続けていくという代替案になるのですか? "Python 3000"は、取り組むに理想的なPythonの類のひとつのアイディアだったんだと思いますが、私の理解では今ではPythonはもっとゆっくりと進化していくんだろうと思います。

グイド:

ジム・ピーターズ の 「Zen of Python」(※訳注6) のことを言っているね。 そういったルールが、Python Humorのページに投稿されたのは偶然なんかじゃないんだ。 それらのルールは、機能すると便利だ。でも、力の入ったアプリケーションには警鐘を鳴らすものもいくつかある(例えば、「とかく実用性を求めてくと、ちょっとはずれちゃうこともあるけどね」や「やらないよりは今やるべき」)。 Tシャツに、「やり方はひとつだけあるのがいいね」なんてプリントしつつも、ラリー・ウォールの言うTMTOWTDIをからかってたりしていたりする。Pythonの禅のルールは、実際にはこう読める。「間違えようのないやり方がひとつだけあるのがいいね。」 これには、いくつかニュアンスがあるわけだ。 Pythonは、進化を遂げるのに非常によく備えられた形で出発した。つまり、言語自体を改変することなく(C拡張モジュールとPythonモジュールの)2つのレベルで拡張可能だったのだ。私たちは、よりよく進化させるために新しい機能をときどき付け加える。例えば、パッケージの名前空間によって、そのライブラリでもっともっと大量のモジュールを持てるようにするとか、distutilによって、サード・パーティのパッケージを追加することがより簡単になる、といった。 Pythonの変化の速度についてコミュニティからの苦情を聞いている。それで、私は、言語をあまり急速に変えすぎないように気を遣っていくつもりだ。次のまとまった変更では、おそらく、複雑さを*減殺*することが狙いとなるだろう。例えば、(32/64ビットの整数と多倍長整数の区別を取り払うような)Pythonの数値システムの簡素化をもくろんでいるPEPがあるし、――言語の意味論のもうひとつの簡素化として――タイプとクラスの区別をなくそうと真剣に考えはじめたところだ。

訳注6: Zen of Python邦訳版

9) 最狂のPython利用法
by Salamander

――いままでに見つけたPythonの使い方で、一番驚いたやつってどんなのですか? つまり、「そんなことするなんて信じられない!」っていうリアクションをしちゃった最強のやつは?

グイド:

いくつか、変わってると思うやつは見つけた。 私が偶然出会った、一番邪悪なコードは、ラムダ演算子によるマンデルブロ集合(※訳注6)で、これについては http://www.python.org/doc/FAQ.html#4.15 を見てくれ。 Digital Creations(※訳注7)が、ハイ・パフォーマンスの、完全にトランザクションに対応した複製オブジェクト・データベースをPythonで書いている。これは間違いなく、私がPythonを作り始めたときに良かれと思ったあり方を超越したものだ。 LANLとかLLNLみたいな国立物理研究所では、数百のプロセッサを持った並列スーパーコンピュータ用のPythonを持っているひともいる。これは、かなり見事だね。 でも、私の*大好きな*Python利用法は、騒ぎ立てずに、言語教育でプログラミングの原理を教えること。それを考えてくれ――次の世代の話だね。

訳注7 : Digital Creations
Zope の開発元の旧名称

訳注8 : ラムダ演算子によるマンデルブロ集合
Ulf Bartelt氏作。FAQは現在、項目がかなり増え、対応する番号が変わっているため、 上記のURLからはコードを参照できない。
参考: ラムダ演算子に よるマンデルブロ集合(新URL)。

--Guido van Rossum (ホームページ: www.python.org/~guido)

# 編集者様へ
何度かプレビューを試しましたが<PRE> 〜 </PRE>タグが効かないようです。 問7にグイド氏の回答の中にコードの例があり、PREタグで囲ったのですが、うまく表示されません。 本家の記事では その部分はPREで囲ってありちゃんと表示されています。 http://slash-interview.osdn.jp/cgi-bin/wiki.cgi?GuidoVanRossum からHTMLのソースにアクセスできますので、 問7のコードの部分は、こちらからPREタグを含んだ形でソースをコピー&ペーストしていただけますでしょうか。 よろしくお願い致します。

765689 submission
Java

Javaの次期リリースは『5.0』に

タレコミ by dseg
dseg 曰く、
本家記事より。現在1.5.0β2まで開発が進んでいるJava 2の次期リリース(コードネーム: Tiger)のバージョンが 『5.0』となる事が発表された(プレスリリース)。 頭の"1."を無くしてしまうというのはなんとも大胆だが、1.5.0を切り上げて『2』ではJava2と被り紛らわしいからだろうか…

また、Java2 SDK 1.4.2_05がリリースされた(変更点一覧 / ダウンロード)。
765697 submission
マイクロソフト

Visual Studio Express、VS 2005β1が公開に

タレコミ by dseg
dseg 曰く、
本家の記事より。マイクロソフトは米国時間の6/29に、Visual Studio 2005 β1(コードネーム: Whidbey)を発表した。 (※参考: VisualStudioの今後のロードマップ)。 また、プログラミング愛好者・入門者等に向けた「Visual Studio 2005 Express」という新規ラインアップを発表した。 Whidbeyについては、昨年から"既存のVBユーザーやプログラミング入門者が移行/入手しやすい方策を実施する予定"と関係者が発言していたが、 今回これを受けてのリリースとなり、 Basic・C#・C++・J#・Web開発・SQLにそれぞれ特化したバージョンが提供される。 Visual Studio 2005 β1のProfessionalバージョンのダウンロードはMSDNの購読者に限られているが、 Expressの各パッケージは、値段やライセンスについて決定されるまでの間(少なくとも今年一杯)無料でダウンロードが可能、との事。

ちなみに旧聞ながら、Visual Studio 6.0 SP6も3月末にリリースされている。 (修正点一覧)。 対象はVisual C++・Visual Basic・Visual SouceSafeの3製品。 尚、リリースノートに記されているが、VC SP4以降用に提供されていたVisual C++ Processor Packが今リリースから廃止され、 SP6のインストール時には既存のファイルがアンインストールされるという。Processor Pack利用者は注意されたし。
typodupeerror

最初のバージョンは常に打ち捨てられる。

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