dyson.whleのコメント: Re:だからあれほど手の内を見せてはいけないと・・・・ (スコア 0) 71
しまいには日本国籍の”宇宙戦艦ヤマト”なる軍艦が最近2回も某惑星の住人を滅ぼしに行くし・・・・
こちらは、dyson.whleさんのユーザページですよ。 アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
ロシア海軍ポータルサイトFlot.com によると、ロシア海軍が実用化を目指しているSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の試験発射に約10ヶ月ぶりに成功したという。
Flot.comの記事によると、そのSLBM”R-30 ブラヴァー”(ロシア語ではР-30 Булава/システム名:3M14/DoD番号:SS-NX-30)は白海から実験潜水艦TK-208"ドミトリー・ドンスコイ”によって発射され、ミサイルの弾頭は予定されたルートを正確に辿りカムチャッカ半島にあるクラ(Кура)射爆場に着弾したとのこと。全ての弾頭は許容範囲内の精度で着弾し、試射の目標を十分に達成した。
前回の試射は2009年12月に行われており、その際は不調をきたした第3段ロケットが”謎の発光”として取り上げられたので記憶されている方もいらっしゃるかもしれない。ブラヴァーは1段目と2段目は固体燃料、3段目は再突入体突入時に機動性を確保するため大きな速度を出す必要があることから液体燃料を使用するという珍しい構成になっている。
今後は1ヶ月~1.5ヶ月のブランクを置いてから年末までに追加で2回の試射を行う予定。そのうち1回はブラヴァー本来の搭載艦であるボレイ級戦略原潜(プロジェクト955)を用いる。なお、TK-208は世界最大の潜水艦として有名なタイフーン級戦略原潜(プロジェクト941)をブラヴァー実験艦に改造した艦である。ロシア海軍ではタイフーン級に搭載していたR-39ミサイルの供給がソ連崩壊で絶たれたため、デルタ4級及びデルタ3級戦略原潜に搭載するSLBM”R-29”系列を近代化して運用しているが、軍の近代化をすすめるロシアにとって新型SLBM実用化は急務なのでこれからの展開に注目したい。
長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds