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eggの日記: 決断なき経営

日記 by egg

『決断なき経営―山一はなぜ変われなかったのか石井 茂 (著)』 を読む。

前にも書きましたが、この石井茂さんは今はソニー銀行の社長です。
当時は経営企画室におられて、経営会議などにかかわりあっていた
そうです。

でまぁ「なんで山一が潰れたのか?」っていうことが書いてあるん
ですが、「社長以下、みんなが決断を他人に頼って、自ら決断する
ことがなかったのが大きな原因」ということで、石井さん自身も
当時の決断しなかった自分を悔いておられるようです。

内容的にはちょっと金融の解説の部分がよくわかりませんでしたが
経営者がどのように会社を破綻に向かわせるのか?そして、その
行動が社員にどのような悪影響を与えるのかが書かれていて非常に
興味深い。

そもそもこの本を読もうと思ったきっかけは2つあって、1つは
ソニー銀行の口座を持っているものとして、ソニー銀行の社長が
どんな奴かしりたかった。

もう1つは、最近仕事をしていて「みんな他力本願だよなぁー」と
いうことが多くなったからです。

私のところには、いろいろと「こんなんできない?」とか「こんなん
やってよ」っていう話しが舞い込んできます。まぁそれはいいんで
すが、「ところで、あなたはこれに対して何をするんですか?どう
いう支援をしてくれるんですか?」って聞くと「…………」って
感じなんですよねぇー

他人に仕事を頼んで、その効果は自分が頂く。なんだか変な考えが
会社内に浸透してんじゃねぇーかぁ?という危機感があったから
です。TVで政治評論家が他力本願は今の日本全体の問題みたいな
話しをしていたので、こりゃ根が深そうだなぁと思ってます。

で、他力本願してると、どうなるかというと山一のように破綻して
しまう。山一はあれだけの大きな会社でしたから当然潰れるなんて
ことは無いと考えている人が大多数だったと思うし、私も当時は
そう考えたいました。子会社に知り合いとかいましたし。

だから、「業界のトップだから大丈夫」とか「山一はちょっと、
特殊だろう」なんて考えて目をそらして逃げているようでは
破綻へ向かうだろう。

この本には色々な事例が出ている。例えば

        人に手をつけるのは大変だから
              ↓
        大胆なリストラ計画は採用しない

と、いうのがある。

わが社も「従業員に優しい会社」という看板の元にそうい傾向が
あるような気がする。従業員もリストラされたくないし、経営者も
リストラするのは大変だから考えもしない。

その結果、固定費はなかなか圧縮されない。仕方がないから残業代
カット。残業代が出ないから仕事があっても残業せずに帰ってし
まう。結果、仕事が回らず顧客の信用を落とし、売上を落とす。

「残業せずに、今までどおり仕事しろ」っていうのは理屈としては
まぁアリなのかもしれませんが、会社の危機的な現状が末端まで
浸透していな現状では、末端で働いている人間はそうは考えずに
「残業代でないなら定時で帰る」ってことになってしまう。

もし末端に浸透が難しいと考えるなら、不要な人員をカットして、
ういた部分で今までどおり残業代を払って仕事を回すということを
考えもあると思うが、リストラをする決断はないだろうなぁ
悪循環に見事にはまっていっている。

また、先日行われた経営会議で私の仕事に強く関連した議案が
あった。私だけでなく、多くの人に大きな影響を与えるものだった
けれど、ケンケンガクガクやったあげく、ある役員が「俺は聞いて
ない」とか言い出して、決断は先延ばしとなったらしい。

これを聞いて「あほちゃうか?予習しとけよ。厨房でも予習して
から学校行くぞ」って思った。バカまるだし。

というわけで、まさに「決断なき経営者」だなぁ。「お前はもう
すでに死んでいる」って感じ。

経営者なら、せめて、ドラッカーの 『経営者の条件』 でも読んで、
欲しいもんです。ドラッカーの言うところの条件を満たす経営者って
どれぐらいいるんでしょうかねぇー

また、経営者がどうこうというのはともかく、自分は物事を自分で
考え、判断し、決断できるようにならんとあかんなぁ~と思う
ところであります。

さ、今日も泳いでリフレッシュしてきますか…

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