ekの日記: MacUIM 9
PRIME(-1.0.1)と使っていて、MacUIMがオンだとX11を立ち上げたとき無限ループみたいになる
Anthy(-7917)と使っていて、MacUIMがオンだとAdobe Reader 7.0.8がクラッシュする
Carbonアプリケーションでは、PRIMEやAnthyが第一キーストロークで出る予測入力候補が画面の左上に飛ぶ
ということです。手元では 1番目と2番目は再現しませんでした。
1番目はよくわからないのですが、 prime の接続に unix domain socket を使うとどうなるのでしょう?
2番目は libanthy あるいは、UIM framework のコンパイルのしかたが問題かもしれません。これらのライブラリのコンパイル時に MACOSX_DEPLOYMENT_TARGET を 10.3 か 10.4 に設定してみるとどうでしょう?
<追記>
Adobe Reader 内の AdobeSVGCore がありえないことになってるような…
</追記>
3番目の Carbon アプリケーションの問題は、確かに文字が何も表示されていないときに予測候補が表示されると、左上に行ってしまいます。
この問題は候補ウィンドウを表示する前に文字を表示すれば解決できます (ただし、これは Carbon を利用しているアプリケーションの問題といってもいいような気もしますけどね)。ということで、uim-1.2.0 の anthy.scm に以下の変更を加えればいいかもしれません。
@@ -1193,6 +1193,7 @@
nr
(> nr 0))
(begin
+ (anthy-update-preedit ac)
(im-activate-candidate-selector
ac nr anthy-nr-candidate-max)
(anthy-context-set-prediction-window! ac #t)
いまだに 10.3.9 の手元の iBook のディスク容量は、ずっと残り 5% の状態になってしまっていて、最近 Mac では何もしてません…
ということでは何ですので、uim-1.2.0 で mactsm を使うパッチを更新しておきました。
すぐに試せるところから (スコア:1)
PRIMEでX11がスタックする件は、unix domain socketを使うことで解消しました。ただ、PRIMEの変換が遅くなるようです。
anthy.scmに一行書き足すのも効いたようです。ただ、MS WordではAnthyでもPRIMEでも最初のキーストロークのときの予測入力候補が左上に出ます。MS Excelでは大丈夫なんですが。
MACOSX_DEPLOYMENT_TARGET="10.4"でビルドする件は、anthyでもuimでもビルドするときにリンカのエラーでmakeが止まってしまうので、工夫が要りそうです。(詳細はゆっくり見てません。見ても分かんないかもしれませんが。)
mactsmは今から試してみようと思います。嬉しいです。
Re:すぐに試せるところから (スコア:1)
Carbon アプリは AppleWorks 6 しかないので…これまた調べてみます。
ライブラリとフレームワークですが、MACOSX_DEPLOYMENT_TARGET=10.3 ではどうでしょうか?
Re:すぐに試せるところから (スコア:1)
MACOSX_DEPLOYMENT_TARGETは10.3でも駄目で、10.2なら通ります(意味なかったですが)。
mactsmは無事ビルドは出来たんですが、registerするとMacUIMのヘルパーは起動が出来ず、uim-toolbar-gtkもmactsmを選んだ瞬間に落ちてしまいます。geditで入力を試そうとしてもgeditも落ちちゃいました。unregisterすればとりあえずそういう症状は出なくなります。こっちはそれほど深刻ではないので、そこそこにお願いしますね。
Re:すぐに試せるところから (スコア:1)
prime はこちらでも遅くなるので、何か MacUIM で顕著な問題なのかも??
mactsm は、お手数かけてしまって申しわけないです。Tiger とか、intel Mac がないと解決できないかな…
Re:すぐに試せるところから (スコア:1)
それにしても久しぶりに uim-prime 動かしてみましたが、これも結構な書き直しが必要かもしれません。個人的的にはまったく使わないので、誰かやってくれる人がいるといいのですけど。
もうちょいちゃんと (スコア:1)
export MACOSX_DEPLOYMENT_TARGET=10.4
と書いて、uim(Framework)をビルドするときは、fwbuildの中でuimそのものをビルドする直前に同じことを書いてビルドしたら、どちらも無事完了しました。
MacUIMのビルドのときは、Xcodeの中でMACOSX_DEPLOYMENT_TARGETが、「コンパイラのデフォルト」となっていたので、明示的に「10.4」にしてから、ビルドしなおしました。
この状況の下でもAdobe Readerは、AnthyでMacUIMを使っている状態だとクラッシュしてしまうのですが、その時に出るダイアログで「再起動」を選ぶと無事立ち上がって、その後は使えます。ただ、Adobe Readerの検索ダイアログにMacUIMからの日本語入力はできません。
クラッシュダイアログに、クラッシュレポートが出てますので(いつものごとく私には何が書いてあるのか皆目分からないのです)、後でメールさせて頂きます。
実際のところ、仕事に差障りがないように使えてますので、ぼちぼちとよろしくお願い申し上げます。
Re:もうちょいちゃんと (スコア:1)
export MACOSX_DEPLOYMENT_TARGET=10.4(あるいは10.3)
してると、uim-pref-gtkがsegmentation faultとか言って立ち上がらなくなってるのに気付きました。う〜む、何かイケナイコトしちゃったみたいです。
Re:もうちょいちゃんと (スコア:1)
Adobe Reader の問題は Anthy を two-level namespace でビルドすれば回避できるのですが、 Anthy 自身にもちょっと問題があって、そのまま two-level namespace で作ってしまうとクラッシュしてしまうみたいです。とりあえず、添付したパッチをつかって見てください。
MacUIM の uim フレームワーク自身は、もともと two-level namespace でコンパイルするようになっているので、こちらはいじらなくても大丈夫だと思います。
Re:もうちょいちゃんと (スコア:1)
こちらの御指摘 [osdn.jp] の通りだったようで、anthy-7929に頂いたパッチを当て、 としてanthyだけ作りなおしました。(uimは昔の通りの作り方のまま)
それだけで、Adobe Readerがクラッシュする件、直ってしまいました。さらに、Adobe Reader内で検索ダイアログにMacUIM-anthyから日本語入力できなくなっていた件も解消しました。
感謝感激!!! です。