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espyの日記: プロジェクトX ~TRON 7

日記 by espy

名だたるものを追って 輝くものを追って 人は氷ばかりつかむ~

  * * *

うーん...浪花節なのは十分予想していたとしても...

結局、情報量としては、
  ・仕様書を公開します
  ・スーパー301条
  ・日本のメーカー、降りる
  ・骨折 (苦笑)
  ・車に採用されました
  ・携帯電話にたくさん採用されました
  ・家電にも使われています
終わり。

って感じだったかな。かなり薄すぎ。

苦労の末、成功した、というのが番組のメインの姿勢だとしたら、
TRONCHIPとかCTRONや電脳住宅に触れなかったのは大目に見よう。
"I"と"B"をごっちゃにしたような所も、百歩譲って、まぁ許そう。

しかし、コンピュータ・アーキテクチャ体系として幅広くいろいろ
手がけた点はもうちょっと紹介しても良かったのではないだろうか。

たとえば、冒頭でだれでも使えるコンピュータが作りたい(→BTRON)と
言っていたのに、最後は携帯電話(→ITRON)で締めくくっていたが、
BTRONを出したりチラっとキーボードを写すのならば、「日本人の
多くの手を計測して理想的なキーボードを設計した」と触れたりするとか、
多漢字が使える文字コード体系を採用したとか売り込んでもバチは
当たるまい。

海外のOSを採用したから日本メーカのパソコンの売れ行きが不振だった
と言っているかのような部分や、「家電に採用されたがTRONの文字は
どこにも無かった」の部分もかなり不自然。
(商品にロゴをつけて表示して欲しかったの?!)

考案した→作った→挫折した→苦労した→成功した、という一本筋に
無理矢理ストーリーを組んでいるところに無理があるように見える。
実際は樹形図のようにあれこれ考案しました→アレはイマイチだった
けどコレは成功した、てな感じなんだと思うが、それじゃ浪花節番組に
できないし、まぁ、こうなっちゃわざるを得ないのかねぇ。

# 採点: 45点。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • name4/.でございます。

    わたくしも当該番組をみました。spさまと同じような感想です。が、ひとつ知りたいのは、われわれのようにTRONプロジェクトに従前から興味があったのではなく、ごく近頃存在を知ったひとたちの感想です。というか坂村先生の感想も知りたい。

    もしかすると、TRON計画の未来のためにはあの番組でよかった、という評価がいつか下るかもしれません。
    --

    ------
    世界は狭いし唯1つだよ 仲良くしようぜ基地外どもゆ?
    個人情報の秘匿WA破滅eNO第一歩也。
    • # nameforslashdotさん、わたしはespyですので。 :-)

      数々の発言から想像するに、みんながTRONをどう受け止め評価してくれるのか、について非常に
      興味をお持ちだとお見受けします。 :-)
      一方で私は、もうすこし実質的な問題に関心があります。

      たとえば、キーボードの一件。番組で登場した教育用パソコンは、算数の授業を
      配慮して、分数の入力ができるようなキーがあったと記憶しています。
      文字の入力についてはよく覚えていないのですが、少なくともローマ字入力がデフォルト、ではなかったと思う。

      また、TRONキーボードが考案された当時は、日本語ワープロも親指シフトとか、NECの
      M式とか、新JISキーボードとか、いろいろ考案され、また実際の製品もありました。

      現在は結局、いわゆる QWERTY なキーボードのみが生き残り、日本語入力はローマ字入力が一般的ですが、
      小学生にまでローマ字入力させて良いのか? という議論は今でも有効だと私は考えています。

      でも、その議論は教育現場ではあまり起こらなかった。学校にパソコンが持ち込まれたのは
      ごく最近なので、まだ慣れてないおじさん達が大半で、キーボードの善し悪しを語る
      リテラシーにはとても到達していなかったのだと思います。
      (お金も無い分野なので安価なツルシの製品しか買えない事情も多分ある)

      あと、中国などでは日本人より真面目に英語を勉強しているとよく言いますが、やっぱり
      パソコンで、英語ではなく中国語がふつーに使えるなども重要視され始めると思う。

      数年後、アジア圏でコンピュータ・リテラシー面の水準が今よりあがってきたとき、パーソナルコンピュータは
      このままでいいのか? という見直しがされても不思議ではない。
      お金さえあれば、ちょっと妙な形のキーボードを製造するのは、今なら難しくありません。
      その時こそ BTRONのようなものが本当に日の目を見るチャンスだと思う。
      親コメント
  • 学生時代、NHK 地方局の番組制作に関わった事がありますが、
    番組はプロデューサーの表層的な思い込みで作られるもので、
    背景の分析や一貫したメディアの視点などというものはあり
    ませぬ。絵的に面白いとか、普通の思考の段取りにうまくは
    まる筋立てとかが優先で、分析しよう、知らせよう、表現し
    ようという点は希薄です。限られた時間枠でテーマを絞らな
    ければ番組は成立しないのですが、それでも何かズレを感じ
    てしまうというのは、そういうことだと思います。
    わたしが思うに ProjectX は、素人向けのエンターテイメン
    トの視点で作られていますので、涙が出ればそれでよいので
    す。
    昨夜は仕事で見られなかったのですが、見なくてよかったと
    思いました。4月から関西をのぞいて再放送が日曜の午前に
    なっているので、再放送もおそらく見ないかと。
    • >絵的に面白いとか、普通の思考の段取りにうまくは
      >まる筋立てとかが優先で、分析しよう、知らせよう、表現し
      >ようという点は希薄です。

      本当にそう思います。
      特にプロジェクトXは、電子立国…のように詳細を報告する番組では無いですね。

      # 残念ながら、絵的に面白い部分も無かった....
      # あえて挙げれば '80年頃のBASICパソコン?
      親コメント
  • ちょっと昔にやってた[公開技術の衝撃]とかいうサブタイトルのやつも、とっても酷かったなぁ...
    よりにもよって取材先が中国なんだけど、*中国でしか*取材してないのがありありと...って感じで。
    linuxの話題なのにGPLのGの字も出なかったし...RMSが激怒しそう。

    [他の分野のもこの程度なのかしらん]とか思ってしまうのです。
    • by espy (3615) on 2003年04月16日 22時07分 (#299736) ホームページ 日記
      私もその番組、見た覚えがある....

      確か中国あたりで、セットトップボックスを開発している、若い社員ばかりの
      ベンチャー会社の様子がメインだったような.
      もしその番組だったとすると、あれは中国の様子を伝えたかった番組(だと思う)
      だから、いいのです。 :-)

      # でも、オープンなものをもって来て開発すれば、誰でも儲けられるってな論調で
      # 紹介されたとしたら、やはり気にならずにはいられませんね?
      親コメント
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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