espyの日記: Embedded Technology 2003 2
14日(金曜)に行ってきました。
○展示
ICEやデバッガ、評価ボードなどの開発ツールが多い展示。最近
自分ではやってないからなぁ...(汗)と思いつつも少々見て回る。
Linuxばっかり…みたいな印象。
あちこちのブースで小さいT-Engineのロゴが掲げられていて、参加
企業の多さを実感。(あとのカンファレンスで202社とか言ってたっけ)
・ARMブースで、見たこともないシャープのARM系CPUを搭載した
T-Engineボードを発見。でも二階建て基板でイヤーン。
(発表されてた)
・横河コンピュータのところで、iTRONに慣れた人が組込みLinuxを
使うには何が問題か、みたいな解説にしばし立ち止まって聞く。
・EPSONの無接点電力供給モジュールを見る。(これ)
キラキラ虹色に光っているのは単にコイル形状が秘密だから隠す
ためだけらしい。(てっきりヒランヤパワーかと(嘘))
光っているへぇーボタンみたいのは位置を動かすと電力効率が
表示されるデモになっていて、最高74%くらい出ていた。
・パーソナルメディアの所で過去お世話になったMさんKさんに
こんにちはする。T-Shellを買えばT-EngineでWirelessLANは
使えるそうな。 T-Engineケースは売ってるが、バッテリは入手
面でPMCからはなかなか販売できないらしい。
ロボットに使うつもりで…の話をしたら投稿して下さいと言われる。
"コミュニケータ"は、やはり開発会社募集中、とのこと。
・WindRiverにmorph3が展示されていたが動いてはいなかった。
・ソフィアシステムが「ロボット制御実習システム」に二足歩行もの
有り。韓国のサーボモータを使ったアレでした。
(でも上半身が付いてる)
・産総研のブースがあったがブースとパンフだけみたいな。
・TOPPERSのブース。T-Kernelとは違いますとのこと。
・ALTERAのところでFPGAに組み込めるプロセッサ、Niosの話を少し
聞く。周辺のtimer/uartなど好きに詰め込んでいけるのは面白
そう。Cycloneにも入れられるがStartixだと乗算器が入っている
ためトータル性能を格段に向上できる。マンデルブロ計算が格段に
速くなるデモをしていた。Niosは14万位の評価ボードを買えば
製品組み込みについてはライセンスフリー。
ちょうど DesignWave誌で「最近はプロセッサは脇役、アクセラ
レータやDSPの併用が組み込み分野では重要」とい記事を見ていた
ので、興味深かった。
・Xilinxのブース。CoolRunner-IIの評価ボードは来年から無償で
あげますよとの事。(あとで商社に尋ねてみよう)
・梅沢無線 Armadillo-Jの展示。独自機器の制御には
ちょっと使いづらそう..
(SUZAKUはXilinxのところで聞いてねと
言われたが行けば良かったかも)
・テンプスタッフ「制御Pro」…組み込みソフトエンジニアを育成
して派遣するというプログラム。教育期間中はテンプスタッフの
社員で給与もあり。 40歳位まで大丈夫とか。
私的にはこれが一番興味を引いた。(^^;) 同様な「Java Pro」と
いうのもある。
カンファレンスを二つ聞きたかったので展示はあまり回れなかった。
名刺を切らしていたのでどこのブースでもアンケートが書きづら
かった...
○カンファレンス
「T-Engineプロジェクトの最新動向」と「オープンソース時代を
迎えるソフトウェア開発の明日」を聞きました。
uchaさまのレポが相当詳しいので、私はてきとーに。(^^;)
坂村さんの講演はいつも裏切られる。:-) T-Engineの話を普通に
するんだろうなと思ったら、1時間のうち最初の30分がシンガポール
にT-Engineフォーラム拠点を作った話に続けて、ITU TELECOM
WORLD 2003の話。
発展途上国ではまだ「電話がない」という国が多く、こういう場所
へはPDCだ、GSMだ、というのは関係なく、安くて品質の良いシステム
を持って行けば売れる。のではあるけれども、
『先進国は IT不況を、途上国を踏み台にして乗り越えていいのか?』と
いった議論がされている、というのは興味深く、ドキリとした。
その ITU TELECOMの展示会場で、日本を含め趣旨に添った展示を
している一方、機器を全く展示しない、営業だけのベンダがいた、
といって、「こういうことをしている」といって出したスライドは、
何やら喫茶店風のブースのみ。
(中では酒を振る舞い接待をしている?)
日本人はこういう政略などに向いていない (DNAに無いんです、と
言ってウケていた) から、真面目にインフラを作る方がいいと。
T-Engine関係の話では、ミドルウェア流通のためのオンライン配布
とeTRONマイクロペイメント機能を活用した、T-Dist というものを
TRONのセンターのサーバでやろうとしているという話がちょっと
気になった。 (ひょっとしてシェアウェア作者が対価を得る仕組み
として使えないかな? と期待。)
パネルセッション「オープンソース時代を…」の方は、
ただオープンにするだけじゃなく、ライセンス問題で訴えられない
ためにするには? という点の指摘に対して、WindLiverとMS(WinCE)
は自社製だからよいとして、Linux CEフォーラムは「全部公開
だから問題は見つかりやすいと目論んでいる」、T-Engineは
「フォーラム側で権利関係はクリアになるようチェックするつもり
である」ということだった。
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坂村さんと古川さん(MS)、仲は良さそうだったが、互いに気配り
しているな~という感じも。 T-Engineは組み込み向けなので
全部オープンはしずらい、Kernelはシングルソースで公開するが、
メーカーさんの作った部分は「公開しても非公開にしてお金を
取ってもいい、いろいろな自由を制約しないと」いう点を強調して
いた。
古川さんはクローズドの代表格企業のような目で見られてしまい…と
戦々恐々な様子だったが、シェアードソースを始めるときに、最初
ライセンス条項が6ページにもなって、こんなのがコミュニティに
受け入れられないんじゃないの? と指摘し、1ページに修正させた
そうで、こういう話題は関心できるかも。
TRONは昔はμBTRONバスやTRONチップなど、ハードウェア的にも独自
モノを作った時期があったけれど、今回の説明ではCOTS(Commercial
of the Shelf, 今流通しているCPUやチップなど)を活用するのが
重要だと言っており、実利を取る方に変わってきた感じがあるし、
それは正解だと思った。
日本対アメリカとか、MS対…のように、敵対感や戦いをあおる報道
が多いけれど、T-EngineフォーラムにはLinuxの会社もMSも加入して
いる通りで、戦っていないんですとしきりに強調していて、
「気配り化」が進んだ感じがする。
# 昔の健ちゃんの方が面白かった、という古いファンはいるかも知れないな(笑)
来てたなら (スコア:1)
会社のほかの人も一緒だったのかな?
言ってくれれば前のほうに席を確保したよン。
特別講演のときはすぐ近くでこちらの目を見ながら話をされるので迫力ありました。
TRONSHOW2004の招待券くれたけど行くのかな?
uchachaの日記 [hatena.ne.jp]
すんません(^^;) (スコア:1)
あまり趣味に走ってはいけないなと思ってブースを回っていたので時間的な余裕が
ありませんでした。(一人で来て、飯も食わずにぐるぐると...業務に関係ありそうな物があまり
見つけられなくて焦っていた)
TRONSHOW, 11日の講演のある日に行きたいけど、今度は忙しいかもなぁ...(13日土曜か?)