etsavの日記: 追悼
日記 by
etsav
どこで貰ったのかは覚えていない。
明るい日差し、 小学校からの下校途中、 引っ越して間もない新興の住宅団地。 道路ではなく、 当時は沢山あった空き地を近道して横切りながら、 手にしていたのは、 小さな、 でも子供の手には大振りな紙の栞。 そこに描かれた、 白と黒に塗り分けられた、 未来的な乗り物。
それは、 宇宙へ行く乗り物だというが、 当時知っていたロケットとも、 アニメの中の荒唐無稽な乗り物とも、 もちろん空想で描いていた拙い絵とも、 まるで違っていた。
書かれた名は、 スペースシャトル『コロンビア』。
いつか自分も乗れる日を夢見て、 大事にしまっておいたはずだけれど。
どこに失くしたのかは覚えていない。
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