etsavの日記: Η ΑΠΟΛΟΓΙΑ ΤΟΥ ΣΩΚΡΑΤΗ (1)
あたしの古代ギリシア語アッティカ方言に関する技能は 思いっきり錆び付いてる 事が判明したわけで。 まぁ元々それ程きちんと修めたわけでもないんだけど。
で、 これまたリハビリの為に、 何か読もうかな、 と。 なんせ人生に影響を及ぼす程の労力を掛けて習った技能ですもの、 そう簡単に失ってたまるもんですか。
# 大学一年生の時にとったギリシア語の自由聴講、
# 出される宿題をやるのが大変で大変で……
# 他の科目の成績はも~ぉ惨憺たるものだったの。
# で、二年生に上がる時の学科配属は、
# その一年生の時の成績順に志望が通るわけで。
# ……第四志望でした〔萎〕
いろいろ探してみて…… あ、 これ がいーや。 高校生の時、 夏休みの倫理の宿題で日本語訳読んだ事あるし。 有名なテキストよん。
# でも正直言うとこれがほんとに古代ギリシア語か、
# それとも実は現代語訳か、まだ判ってなかったりして。
# 単語の雰囲気は一応古代語っぽいんだけど。
# まぁ訳してって現代語ならその内読めなくなるから、
# その時点で探し直しゃいーか。
ぢゃ、 早速いってみましょーか。
ΠΛΑΤΩΝ
これは簡単、 著者名。 『プラトーン』。
Η ΑΠΟΛΟΓΙΑ ΤΟΥ ΣΩΚΡΑΤΗ
これはタイトル。 まぁこれ位ならいくらなんでも辞書無しでも読めるんだけどさ、 一応今後やるであろうやり方でやってみましょ。 まずは単語調べから。
- Η
定冠詞・女性単数主格。 で、 先に言っちゃうと、 直ぐ後の απολογια が女性単数主格で、 それに掛かる。 形容詞なんかでも掛かりの対象と性・数・格が同じになる。 掛かり関係がそれで判っちゃうから、 実は古代ギリシア語の語順ってそーとーに自由なんよ(それ故に読解がもぉ大変で)。 - ΑΠΟΛΟΓΙΑ
女性名詞・単数主格。 字面から判るかな? 英語の apology の語源。 でもね、 意味は違う――『謝罪』ではない。 あたしの持ってる Liddel and Scott の『GREEK-ENGLISH LEXICON』 Abridged Edition (ISBN 0-19-910207-4)では“a speech in defence, defence”となってる。 まぁこのテキスト自体が元々裁判の場で為された弁論だから、 文脈からして『抗弁』と訳すのが妥当かな。 - ΤΟΥ
定冠詞・男性単数属格。 当然次の単語に掛かる(――と思ってたんだけど)。 - ΣΩΚΡΑΤΗ
男性名詞 Σωκρατης の単数…… あれ? これ対格形だよな。 てことは? あ、 前の του は冠詞じゃなくて、 不定代名詞か!? そーだよな、 普通は固有名詞には定冠詞は付かんし。 いきなり躓いてやんの。 誰だよ「この程度なら辞書無しでも読める」なんて言ったの?(←おめーだよ) - ΤΟΥ に戻る
不定代名詞 τι の単数属格形。 後倚辞だから前の απολογια に掛かる。 普通に意味をとると『ある物の』。 でも更に戻って…… - 再び ΑΠΟΛΟΓΙΑ
この名詞、 απολογεομαι 『抗弁する』って動詞から来てる。 で、 そっちの項目に、 απολογεισθαι τι が“to defend oneself against a charge.” つまり『告発に対する自己抗弁』と書いてあって、 まさにこれの名詞化されたもんだゎ。 - んでまた ΣΩΚΡΑΤΗ
対格だからね、 『ソークラテースに対する』。
繋げると、 「ソークラテースに対する告発への自己抗弁」になるのかな?
はぃそーです、 これは 『ソクラテスの弁明』 と訳されてるもんです。
いゃもぉ、 ほんとに思いっきり錆び付いてますね〔苦笑〕。 タイトル読解するだけで二時間掛けちゃった〔疲〕。 まぁこれは習ってた当時も似たようなもんで、 週一回の講義の宿題に一週間丸々掛けてたわけだけど。 さて、 最後まで読むのにどれだけ掛かるんだか……
ま、 気長にやるけどさ。
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