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etsavの日記: [公開推敲中] うそじゃないわ ほんとよ 05

日記 by etsav

01 - 02 - 03 - 04 - の続き。 出し惜しみすんのやめ。 遅筆の自分にプレッシャー掛ける為に、 出来てるとこゎさっさか出す。

大体この『歌詞解釈(とゆーにゎ曲解しすぎ〔笑〕)』、 初めて聴いた日 にゃ断片的なシーンのイメージが幾つかわいてたし、 この時この悪戯描き (JPEG 800x800 145kB) 描きながら、 ほぼプロットが繋がって、 聴いてる歌に合わせて頭ん中じゃ画が通して動いてたし。 まぁその後、 『男の子版』の要素を導入するのに難航したってのもあることはあるのだけど。 でもって、 最初は無謀にもいきなり Flash ムービー作ろうとしてたってのもあるのだけど。 いずれにせよ一年半掛けて終わらないってのゎ遅すぎですゎ。

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■ 『TOM PILLIPI』

その『戦争』が、どの国家が何を争って勃発したのかすら忘れ去られて久しい。少なくとも地表においては『国家』の概念は大方消失し、緩やかな汎地球統一統治体制にあったのだから。

恐らくは古の『東西冷戦』に由来する二つの陣営をそれぞれ率いる者が、真の戦争指導者であろうとは推測されている。最早確認のしようも無いのだが。彼等は地底深く、ダイレタンシー反転型マントル回遊シェルターにその身を沈めたまま、この千年紀の間姿を現していない。音響インピーダンス制御による隠蔽がなされ、その大雑把な位置すら確認不能だった。あるいは緒戦の生物兵器防疫が不完全で、既に内部の人間は死に絶え、融通の利かぬ旧式の人工知性体が彼等の遺志を継いでいるのではないか――そういった推測もなされていた。

事実、そう考えると平仄に合う事があった。

いつの頃からか地底の『指導者』等は、戦闘の内容や戦果にはあまり頓着しなくなっていた。戦闘それ自体を止めようとすれば、これだけは彼等の直接制御下に在る自動化軌道軍に捕捉され、[戦略指向性エネルギー兵器\SDEW]による懲罰が行われたのだが。一都市を一撃で消滅させるその強力無比な攻撃力が、互いの敵方地上兵力に対しては用いられないというのに。そうして『敵』を掃討してしまっては、『戦争』が終結してしまうとでも危惧しているかのように。

太古の塹壕戦での膠着した最前線の兵士達は、長引く対峙に時として暗黙の馴れ合い合意に至ったという――互いに毎日同じ時刻同じ場所を砲撃していれば、双方の損害を最低限に押さえられるのである。それと似た状況がより大掛かりに、地球規模で形成されつつあった。

終わりの見えない戦争に飽いた両地上軍司令部の暗黙の協調の下、少しづつ、『指導者』等に気付かれぬよう、戦闘規模が縮小されていった。そして足掛け三世紀の綱渡りの模索の末、ついに判明したのである――年に最低三会戦・彼我それぞれ一名以上の直接戦闘員の投入・一会戦につき両軍総計一名以上の[戦死\KIA]乃至[戦闘中行方不明\MIA](但し MIA についてはその後生存者として発見されてはならない)、それが双方の『指導者』等の満足する『戦争状態』の下限閾値である、と。

当面の間、自動化軌道軍の無力化は望めない――対軌道兵器の建造現場が、両軌道軍がその兵力を敵に行使する唯一の対象である事は、多大な犠牲を払って判明していたし、太陽風からのエネルギー・物質生成によって、大型隕石の連続衝突等で全システムレベルでの致命的な機能不全が起こらない限り、半永久的に自己再生が可能だった。従って『指導者』等の望む『戦争』は継続しなければならない。だが、もし、彼等に対し、『戦争状態』を[実効等価再現\エミュレート]する事が可能ならば――

そうなれば、年間三名から最大でも六名、たったそれだけの犠牲で、『平和』が贖えるのだ!

更に一世紀近い時を経、やはり両地上軍が暗黙の諒解の下に掘削を続けていた、モホロビチッチ不連続面近傍の不透過層トンネルが開通。ついに軌道軍哨戒衛星の眼を盗んで持つことの出来た極秘会合で、偽装継戦の為の統一組織作りが一気に進んだ。偽装に僅かな齟齬や矛盾もあってはならない――『指導者』等に対してだけではない、一般大衆に対しては、偽装継戦そのものを秘匿しなければならなかった。少数の犠牲の上に『平和』が成り立っていると知れば、必ずや反対する『人道主義者』が出現する。その存在は致命的な情報漏洩を誘発しかねない。

『[実効等価偽装会戦\エミュレーションキャンペーン]』の枠組み作りは、こうして始まった。

総ての情報を完全に統御すべく、大規模な人工知性体が構築された。『全世界は今なお全面戦争状態にあり続けている』と同時に『全世界はついに恒久平和を獲得した』――壮大かつ緻密で互いに真っ向から矛盾する法螺話を並行して嘯き続けるその知性体は、大きく分けて二つの部分から成り立っていた。

偽装継戦の為の戦略戦術的軍事力行使の一連の計画を立案し、要求された目標を遺漏無く達成すべく細部に至るまで調整する、非人格型人工知性体『総合作戦調停機構(Total Operation Moderator)』――

それを内包し、想定される各[相面\アスペクト](情報流通の対外[界面\インターフェース])において、適切な性格付けを付与された複数の人工人格を同時に構成できる『相互矛盾性虚構講演用饒舌型無謬疑似人格群(Paradoxical-Inveracity-Lecturer Loquacious Infallible Pseudo-Impersonations)』――

これらは合わせて『TOM PILLIPI』と総称された。

直接戦闘部隊を一つづつを残して全廃するという、『[実効等価偽装会戦\エミュレーションキャンペーン]』に合わせた再編成はあったものの、それまでの両軍の指揮系統・後方組織は、互いの直接交渉を厳しく禁じられた上で、そのまま『TOM PILLIPI』の支配下に編入され、それぞれ青軍・灰軍と改称された――双方の軍服の色に由来した単純な命名は、過去のしがらみを絶つ為だったとも言われる。

そして、その両軍各々唯一の直接戦闘部隊の唯一の戦闘員は、人類総てを代表して戦う者という意味で、いつしか[代表戦士\チャンピオン]と呼ばれるようになった。

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そんなわけで続きの部分がまだあんまり書けてないので、 はしばらく間が開くかもしんない。 そもそも期待してる人が居るのかどーか……〔笑〕

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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン

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