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exの日記: 京都府警の立証はまさに変だけれど、裁判では通用してしまうかもしれない

日記 by ex

ええい、こんなもんは変なもの扱いだ。
例のWinnyの逮捕事件だが

捜査書類「サルベージ」に執念を燃やす京都府警によると、

>「WinnyBBSで放流告知をしていた男性をピックアップし、その男性が告知していたノードに
>京都府警本部内のパソコンにインストールしたWinnyを接続させた。
>そして実際に放流された映画のファイルをダウンロードし、直接的な証拠とした。非常に明快な捜査手法だった。」

> 京都府警ハイテク犯罪対策室のパソコンから男性のノードに接続する際は、ファイアウォールの設定を変更して
>男性のIPアドレスだけを通し、他のWinnyノードからのパケットはブロックするようにしたのだという。
>これによって、男性のパソコンと京都府警のパソコンは1対1で接続され、
>男性が放流した映画「ビューティフルマインド」などのファイルは京都府警が
>見事にキャッチすることができたのである。

…見事だ。
見事に理解していない。
裁判の傍聴ログとかでもこの辺は指摘されていたけれど、
つまり京都府警は、Winnyの動作のキモであるところの「中継」動作をまったく理解していないのではないか?
それとも、敢えてその辺を省略したか。
省略したとすればかなり悪質だと思う。

その男性が「ビューティフル・マインド」をULしたと決定付けることがはできないよね。
ああ、こんなファイル流れてるんだ、とか観測した上で、そのファイルについて、自分が流したって詐称することだってできるんだから。

でも、これ、裁判では通用してしまうかもしれない。
なんか、思うんだけど、法曹界の技術との乖離が激しくなりすぎてるわけで、
技術法曹界みたいなものが存在する必要が出てきてるんじゃないかなぁ。
技術専門の裁判所とかさぁ。オブザーバーとして、技術屋を招いた上で。
そうじゃないと、これから先どんどん技術屋には不利な判例ばっかになりそうで怖いですよ。
考えすぎかもしれないけれど。

「疑わしきは罰せず」という方針が失われれば、それは恐怖政治への坂へ転げ落ちる第一歩だと思うのだ。
そういう意味で、今回の裁判は注目せざるを得ない。
もちろん、47氏の件だって。幇助っていうのは違和感だよな。あまりにも。

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