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exの日記: 日本の子供は検閲の危険に、ネットワークの自由は中国並に

日記 by ex

まずは、以下のBlogエントリを読んで欲しい。MIAUの幹事の一人である中川氏によるBlogである。

osakana blog - 日本の子供たちからインターネットが消える日
http://ofo.jp/blog1207249431.phtml

自民、民主が中心となって(つまり、要するに、国会をどうやっても過半数超えられる政党が中心となって、ということだ!)提出されようとしている法律がある。

自民党案では『青少年の健全な育成のためのインターネットによる青少年有害情報の閲覧の防止等に関する法律案』というものだ。

ありていに言えば、つまりこれは「政府の認定した組織による検閲によるフィルタリング=ひいては、政府による検閲」を、未成年に義務付ける、という法案である。これは奇妙なことに、ネット以外のメディアではまったくといって報じられていない。ネットでも少なくとも大メディアはまったく報じていない。極めてひっそりと成立しようとしている法案である、ということだ。

それも自民と民主から、双子のようにそっくりな案が提出されて。

要するに、自民やら民主の連中は、子供を有害な情報から遠ざける、という名目で、子供から考える力を奪おうとしているのだ。これは極めて危険な法案である。海外からも「日本は検閲をしようとしているのか?」という反応がある。知らぬは日本の国民ばかりなり、だ。つまりこの実体は、中国が行っているような、情報統制に他ならない。日本は過去、そうやって失敗したのではなかったのか。中国の国民の情報統制を気の毒がっている場合ではない。そもそもその危険は、我々のすぐ前に迫っているのだ。ここで構築されるシステムは、中国のネット閲覧監視システムと同等以上の監視・検閲システムに容易に転換できるからだ。しかも、未成年への検閲はすぐにでも始まっていこうとしている。
未成年にとって、日本から接続するインターネットが、中国のインターネット以上の検閲されたものになるのはもうすぐそこなのだ。

この件に関して、現在MIAUでは議員などに対する陳情を繰り返している。子供たちから、考える力を奪いたいなどという事を思わない人は、是非この問題を一緒に考えて欲しい。

この問題については、多くの人に広めて欲しいのだが、それについてはチェーンメールにはならないように慎重に行う必要がある。

幸い、我々の前にはいまだに規制されていないネットワークがある。それは、少なくとも何もないよりは、はるかにマシだと思う。この「マシ」な状況さえも、奪われるわけにはいかない。それをどう使うかは、我々一人一人にかかっていると思う。

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人生unstable -- あるハッカー

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