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199484 journal

farvelの日記: 薬剤師さん 2

日記 by farvel

薬剤師は、「単なる販売や調剤業務から脱して、医薬品情報業務に進出しつつある」などと言われることがある。わかりやすく言えば、店頭でレジを打ったり、薬のシートをハサミで切って袋に詰める作業だけでなく、医師の書く処方箋を監査したり、医師のコンサルトに答えたり、患者に服薬指導をしたり、医薬品情報収集(DI業務)をしているというのである。
ところが、依然として、OTC販売(第一類)や調剤業務は彼らが独占している。そのために、薬学教育における実験化学教育の割合は現在も高く、薬に直接関係する薬理学や薬物動態学は多くはない。薬剤師は、一般人が漠然と想像しているような「薬の専門家」ではない。中途半端な実験化学者なのだ。

 

昨日商店街で通りすがった人から会釈されて、「見覚えある顔だけど誰だったかな」と思ったんだけど、思い出してみれば薬剤師さんだった。

 

白衣着ていればすぐ思い出せたんだけど(^^

 

その薬剤師さんは引用元記事にあるような「薬の専門家」として信頼している方です。

複数の病院にかかるとき、できるだけそこの薬局で薬をもらうようにしていますし、一般薬も含めていろいろアドバイス貰っています。「かかりつけ医師」より「かかりつけ薬剤師」の方が重要かなと思っているくらいです。

 

そもそも「かかりつけ医師」自身が他の病院の処方箋見ても「たぶん大丈夫だと思うけど、念のために薬剤師さんに聞いてみるわ」とか言っているような方ですし。そういう分業体制になっているのかなと思ってたんですけど、それはたまたまその医師と薬剤師さんがそういう関係ということなんですね。

そういう信頼出来そうな薬剤師さんと、スーパーの薬売場にいるような、いまいち見当違いの答えしか返ってこない「レジ打ち、袋詰め」の人とはちゃんと分けて欲しいなと思います。

そういえば昔は粉薬ひとつもらうにしても薬局で調合してたなということを今ごろ思い出した次第。最近めったに見ないなあ。

 

この議論は、farvel (38616)によって ログインユーザだけとして作成されたが、今となっては 新たにコメントを付けることはできません。
  • それって、薬学部の学部専門課程(現行の6年制だと修士相当まで含むのか)では、ロボコンに出場する工業高校の一流のタレント学生
    程度の錬度が求められているけどその程度のこと、でしかないわけですね。なんてうらやましくて面白おかしい学生生活なんうと思う。
    今から振り返れば、中学生の頃のわたしなら一番入りたかった進学先かも知れない。咽喉をやられるし、手も荒れるけどね。
    もっともそれは現代の日本国内の薬局ではほとんどどーでもいい職能技術教育と思い知らされた日には悲しくなる。
    4年の課程を6年に伸ばしてその程度で終わってんのと暴言吐きたくなります。
    それとも医科歯科獣医学科みたく、国家試験通ってからの徒弟期間しだいでさらに学べということなのだろうか。

    実際の就職を考えると薬局勤務の薬剤師という安定収入以上のこころざしが持てないのは心が折れそう。
    医師の処方・投薬指示を監査したりコンサルティングしたり医薬品情報というのはなんだかなあ。
    医薬品会社のセールス・レップは臨床医師を最優先で詣でるけど薬局は二の次っぽい印象があるし。
    薬学部って新薬開発と結びつかないことに絶望した!とでもいいましょうか。
    中世的ギルドであれば新薬開発も担っているのかもしれないけど肝心のその分の機能が欠けているなら名前負けだなあ。
    • 薬学部って、あの記事見るまで良く知らなかったんですよ。
      進路といえば製薬会社か薬局だろうし、6年も過程があるんだからそれなりの高度教育をやっているんだと思ってました。
      まさしく
      >薬学部って新薬開発と結びつかないことに絶望した!
      ですよ。そういう教育をやっていると思いますがな(苦笑)

      確かに薬剤師から更に上へ、って目標が持てないのは辛そうですね。

      最近、対面販売の義務付けなどで薬剤師さんと接触することが多くなってきたのですが、正直能力的に?な方もいらっしゃるので、気になっていました。
      もう少し勉強してみようかなと思っています。

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