立ち上げ当初から関わってきた、ある互助的なプロバイダが解散することになった。
立ち上げ時は FTTH どころか ADSL も無かったが、今やそれらを利用したネットワーク
と比較して安定性や多重化以外に目立った利点が無くなり、続ける意味が無くなったことが背景にある。

かなり前、あるサークルのネットワーク管理に携わっていた時は、安定性や安全性を犠牲にしても
楽しみを優先するため、管理者としてはシャレにならなかった。

それに対し、安定かつ安全が第一という全員に共通の目的があり、自分の考え方とも合っているため、
随分楽に管理できた。

不意に思い立ち、UNIX Magazine を処分した。
5 年位前から購読はやめているのでそれ以前のものになる。
結構古くて裏表紙の公告を見るだけで笑ってしまう。

日付をみると、UNIX Magazine を買い始めたのが十年位前のようだから、
初めて Linux に触れたのは更に数年前ということになる。
書店に Linux の L の字も無い頃の話で、辞書片手に英語と格闘していたのを思い出す。
当時は ./configure 一発でもなかったから、必然的に C も覚えた。

そこまではまり込んだのは、自分の考えを明確に他人に伝わる形で表現できる世界であったからで、
ソースを読んで感動することも多かった。
そんな感動を与えてくれたものの中で最も巨大なものが GNU である。

最近は Open Source Software と一括りにされてしまう場合が多く、当時とは状況も違うが、
彼らの業績は彼らの言葉を使う事で称えたいと、いつも思っている。

コンテンツフィルタリングでない uce/virus 対策を施して以来、以前と比較す
ればそれらを 9 割以上を拒否しており、満足のゆく結果が出ている。

残る問題は backscatter. uce/virus が来なくなっただけにやたらと目立
ち、ある MX では送信者のトップが null sender である。これは、この問題
を認識していない postmaster が多数存在することを意味しており、先行を思
うと暗い気分になってしまう。

backscatter 対策を考えると、送信時に使い捨ての envelope sender を
利用すれば一番軽く、相手先に問題を伝えられて効果的だが、タイムスタンプ等、
少々ややこしい処理がいる。送信時にタグを付ける等し、受信後にフィルタを通
しても良いのだが、コンテンツフィルタリングはあまり好きではない。

今日も考えている内にまたムカついてきたので、ここで愚痴ってやめにする。

spac64 に OpenBSD 3.5 を入れることにした。

このマシンはメール送出サーバにする予定なので、SMTP AUTH が必要。
SMTP AUTH を使うには今のところ cyrus-sasl 中心だが、そのままでは
OpenBSD で動かない。db 廻りは特にそう。

で、以前 cyrus-sasl-2.1.13 を改造して ldap が使えるようにした
オリジナルの ports を作っておいたので入れてみた。けれど認証テストで
saslauthd が core dump する。spac64 だからダメなのかなとソース
を捏ねくりまわすも違うらしい。

ようやく OpenLDAP を 2.0.27 から 2.1.27 に上げていたことに気付く。
阿保である。再び lak.{c,h} をいじってテスト。今度は OK.
気が付けば日付が変わっていたが、前回より遥かに短いのでまぁ良しとする。