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gedoの日記: Winny開発者逮捕の目的は何か

日記 by gedo
Winnyネタはどうせ荒れるだけなので、タレこまずここに書く。
Intrnet Watch記事に興味深いものがある。
第14回 捜査書類「サルベージ」に執念を燃やす京都府警にWinny関連逮捕劇の解説がある。
詳細はリンク先を読んでいただくとして、これによると、ユーザー逮捕の時点では、暗号は解読されておらず、WinnyBBSを使いアップロード者のヒューマンエラーを巧みに突いて、特定に至ったようだ。違法コピーで捕まる理由で一番多いのがこれと聞いたことがある。

もう一つ、開発者逮捕の理由も興味深いものがある。
京都と北海道の警察は当初、Antinnyワームで流出した捜査資料の回収を警察庁より厳命されたが、中央サーバーなしのP2PであるWinnyネットワークの本質として、いっぺん流れたものは回収不可能であるが、警察というのはそういうことを許さない組織だ。
そこで当初は、Winnyの暗号を解読してOne Point Wallを開発したことで有名なネットエージェントに頼んで、流出した捜査書類をアップロードや中継している人を片っ端から探し出し、手当たり次第、ローラー作戦的に中止要請を出せば、何とかなると踏んだようだ。(実に警察らしいやり方だなぁ、いい意味でも悪い意味でも)

しかし、それは相手が相手だけに、あまりにも労力に対して見合わないか、非現実的と判断されたのであろう。

そして、京都府警の決断は「それならWinnyネットワーク自体を潰すしかない」だったのではないだろうか?
そして、何でもいいから理由をこじつけて、開発者の逮捕や開設サイト解説者の家宅捜索によってソフト本体の供給と新規参加者を断つと共に、「P2P=違法」のイメージを作って萎縮効果を生じさせ、Winny参加者を減らしてWinnyネットワークを潰すこと狙ったのではないか?
そして、あわよくばP2Pを違法化することができれば一石二鳥でしょう。

しかし、Winnyネットワークは今日もしぶとく生きている。

そして、萎縮効果の方だけが一人歩きして技術サイドへの悪影響(P2P関連の論文も査読拒否など必要以上にナーバスになったり、技術開発意欲の減退、優秀な技術者の海外流出・それができない人の廃業等)だけが残りそうな雲行きだ。

つまり、京都府警の行動は完全に裏目に出たようだ。
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