gm300の日記: 「やし酒飲み 」読む。
日記 by
gm300
内容はある意味、あまり面白くない。主人公は、やし農園の地主の息子で、酒飲みだが同時に神様だ。
何でもできる というが、全能という意味ではなく、これまで全ての課題を解決した という意味だ。
他にも神様、化け物、なんだかわからないものが出てくるが、その生態等は詳しく説明されない。「記述できない」という表現も目立つが、それは主人公が現存する生物から比較するからで、数ページ後に、説明があったりする。
メタレベルでは興味深い。まず物語の起承転結に従っていない。主人公は物語の世界でいうヒーローではないし、主人公の奥さんも、ヒロインではない。奥さんの神託は、問題解決の役に立たず、後になって正しいことがわかるだけだ。主人公も気にしていない と言う意味で、全く頼りにしていないようだ。
また、アフリカでは、死より恐怖が重いようだ。主人公は「死」を売ってしまい、「恐怖」を貸し出す。「恐怖」は返却されるが、「死」は返却されない。町中の人が死に絶えるようなイベントも数回あるが、記述は簡単だ。しかし主人公が恐怖を感じるイベントは数ページに渡って続く。
化け物は化け物であって、その由来、性質の追及は無い。逆に親切な人も、その理由、モチベーションの説明は無い。主人公は施しを受けても、授けてもその見返りを返さないし、期待しない。「そこで3年過ぎた」みたいに、あっさり時間が経過する。
昨日の2杯目のコーヒー。甘さは無く、苦味だけであった。苦味は、一種類だけではなく、コーヒーとしては、比較的に苦いスペクトルが少しある。方形パルス。三角波(おいしい)でも、ノイズの海(まずい)でもない。
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