TarZの日記: ローリングシャッター歪みで懐古ネタ(雑記)
フォーカルプレーンシャッターの仕組み上、メカニカルシャッターだろうと歪みはあり得る。
にもかかわらず、「電子シャッターだと動く被写体は歪みが出る。メカシャッターなら歪みが出ない」という印象が広まったのは、イメージセンサーがCCDからCMOSに切替わり始めた頃だったっけかな。一般的なフォーカルプレーンシャッターの幕速に比べて、当時のCMOSセンサーの読み出しが遅すぎたせいですかね?(よく知らない)
歪みの作例だと横方向に移動する列車が定番だけど、明るい野外で高速で回転するもの撮影しても歪みは出るし、暗い室内でへんにモードいじってマニュアル撮影にして、ストロボ同調に失敗した写真(歪みとしては現れないが、写真の下の一部分だけ暗い)なんてのも銀塩時代あるあるです。
類似した原理で歪みをむしろ積極的に活用するというのも昔はよくありました。コピー機でスキャン中にコピー元の紙を動かして歪んだコピーにするアートとか、(撮影じゃなくて表示の方で)古いコンピュータゲームなどにおけるラスタスクロールなんてのも。
ラスタスクロールは、決まった画像パターンのタイルを組みあわせることが表示方法のメインだった8~16ビット時代、画面の広い範囲で画像を変化させることのできる貴重な表現手段でございました。
古くはレースゲームでの道路の表示でも使われてましたが、度肝を抜かれたのはマグマックスかなあ。うーん、懐かしい。