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418634 journal

goodlifeの日記: 【SIGGRAPH】もうすぐ渡米

日記 by goodlife
出張でSIGGRAPHに行かせてくれるというので、3日からサンディエゴに行ってきます。 腰痛その他体調不良がやや気がかりだけど、海外の学会に行ける機会はそう滅多にないので…。
512990 journal

goodlifeの日記: 【LA Con IV】ヒアリングについて

日記 by goodlife
僕は(理系にしては)決して英語が苦手なほうではないけど、やっぱりヒアリングは苦手。 特にSFのパネルは、ネイティブ同士が科学・文学・隠語・レトリックを縦横に取り混ぜて喋りまくるわけなので、もう次元が異なる感じはする。 パネルのテーマにもよるけれど、僕の力では理解率せいぜい3割かな。 最悪の時、つまり内容が難しいとか、部屋の音響状態が悪いとか、あるいは気合いが抜けてしまって同期がとれないとか(^^;)、そういう時は正味ゼロ。その状態が長く続くと正直つらい(^^;;;)。

ただ不思議なもので、いくらかでも理解できたパネルは、 時間が経ってくるとなんかそれなりに咀嚼できた気分に なってくる。 そもそも日本語のパネルでも100パーセント理解できて記憶に 残るわけではないのだし。非言語的理解というのもあるだろうし。

“充分に記憶が薄れれば、英語でも日本語でも残るものは同じ”(goodlifeの予想)

いま僕は、来年 Nippon 2007 の参加者が一人でも多く、英語のパネルを聴きにいくように背中を押してみていますよ? とはいえ、英語力はあるに越したことはないので、心して練習しておいたほうが良いです。 口幅ったいにも程があるので退却~。

513226 journal

goodlifeの日記: 【LA Con IV】ディーラーズでパルプ雑誌を買う

日記 by goodlife
パネルのヒアリング修業に疲れてきたらディーラーズへ。対面なのでいい加減な英語でもなんとか用が足りる。 パルプ雑誌の店でぼうっと見ていたら、店のおっちゃんから「誰が好きなの?探してあげるよ!」と声をかけられた。反射的に、んー、Edmond HamiltonとNiel R. Jones、とか答えたら、リファレンス本を引いて(それも売り物なのに包装を解いてガンガン使ってしまう)、この号とこの号と…と次々に出してくれる。Captain Futureとかも案外高くない。「今なら30%offだよ!」という声に押され、ややミーハーなセレクションで3冊くらい買ってしまった。ホテルに帰ってから、Frank B. Long とか言ってみたかったと思い出したが遅かった。 来年の日本にも来るって言ってたけど、ほんとかな。円で商売できるのかしら。
513306 journal

goodlifeの日記: 【LA Con IV】結婚式に遭遇する

日記 by goodlife
Filkステージ(*)の前でおやつを食べていると、結婚式が始まった。どうやら本物の式らしい。 なにやらエスニックな衣装の付き人が何人かついており、 一人は日本の侍だった。なんか元ネタがあるのか、それとも単に、ワールドコンらしくワールドワイドな演出ということなのか。

式はほのぼのと滞りなく進み、最後は退場する新郎新婦へのロケットシャワー(フラワーシャワーのかわり)で〆。ロケットは駄菓子屋で売ってそうなゴム仕掛けのおもちゃだが、人に向かって降らせるとそれはロケットじゃなくミサイルっていわないか?

着地したロケットはうちの娘(2歳)が喜んで回収し、羽根をむしって遊んでいた。

(*)filkはfolk (music)の誤植が面白がられて広まったもので、コンベンションにおける替え歌の弾き語りなどを指す。 ディーラーズにはfilk CDショップがあったりもする(僕はここで2枚買った)。

513312 journal

goodlifeの日記: 【LA Con IV】Why Is Fandom So White?

日記 by goodlife
パネル:Why Is Fandom So White? (Tan, Kruger, Moffatt, Barkley)

非白人系・移民系アメリカ人たちのパネル。他に Why Is Science Fiction So White? というパネルもあった。

よく言われることだけど、やっぱり黒人系・東洋人系は Star Trek にだいぶ勇気づけられたみたい。 しかしだからといってそのみんながアクティブなSFファンになるわけではなく――、ファンダムは確かに白っぽい。 黒人やマイノリティのためのコンベンション をやった(やろうとした?)人もいたんだけど、折角企画しても情報が行き渡らなくてなかなか人が 集まらない、らしい。

Nippon 2007 では、ワールドコン史上初めて白人が最大グループの座から転落する可能性があるわけだが (?)、日本の話はちょっとだけだった(翻訳が山のように出ていてアメリカと変わらねえ、みたいな)。 来年、彼らが「黄色いファンダム」を目のあたりにした時、どういう感想を持つのだろうか。

513316 journal

goodlifeの日記: 【LA Con IV】Advances In Computer Science

日記 by goodlife
パネル:Advances In Computer Science (Pournelle, Hogan, Sakers, Adams)

ワールドコンにはアレゲ系のパネルもたくさんあって、スラド的有名人もたくさん来る。これもそれ系パネルの一つといえよう。あちこち覘いているうちに気づいたのだが、アレゲな聴衆が集まると、中に必ず、どっかで聴いたようなアニソンの着メロを鳴らすやつがいる。

個人的には、パネリストの一人Don Sakers氏に勝手に懐かしさを感じて見に行った(*)。

(*)別に知り合いとかではなく。高校生の時に、Analogに載った彼の短編を訳して文芸部の部誌に載せるなんて荒業をやったことがあったので。

内容は、そんなにscienceっていう感じでもなかったかな。もっとも、わかんなかった部分はさっぱりわかんなかったので あんまり記憶に残っていないのであるが、最後の質疑応答の時間が印象的で、眠気が吹き飛んだ。

司会はHogan氏だが、ほぼPournelle氏が場を支配し、聴衆の質問を一刀両断でさばいていく。以下、(カッコ)内は僕の脳の人類以前の部位が感じた非言語的ニュアンスである。 ユルい質問には「その質問にはもう答えてる、次!(坊やは家に帰りな!)」。 着信を鳴らしちゃった兄ちゃんにはガンを飛ばしながら「失礼?(何のつもりだ?)」。 やっぱりPournelle氏はコワモテであった。 「誰もsingularityについては聞きたくないのか?(やれやれヌルい聴衆どもだ)」――結局時間延長してその話に。 まああんなものはトンデモだ、と言いたかったのではないかしらん。そこまで露骨には言わないけれど。Pournelle氏のサイトにあるSingularity Summit のレポートを読むと、そう思うに至る過程が 垣間見られる。

513417 journal

goodlifeの日記: 【LA Con IV】アメリカの印象

日記 by goodlife
参加者はみんな積極的で、パネルなんかで言いたいことがある奴らはすかさず手を上げる。昨年のスコットランドに較べても多かった気がする。あまりにも多いので、司会者も華麗にスルー(むしろそのスルー力に感心)。

肥満は本当にひどい。電動車椅子で移動している人がかなり多いが、動けなくて肥満になったのか、肥満で動けなくなったのか。そのネガティブスパイラルにSFもいくらか貢献しているんだろう。 でも勿論SFファンに限ったことでもなく、ほとんど構造的な問題で、ある程度しかたのないことなのだと今回実感した。なにしろ、安くてうまいものはジャガ芋のフライくらいしかないんだもの(*)。 健康食なんて、むしろ富裕層の贅沢なのかもしれない。 会社の出張で現地法人に接待されていた時にはまるで気づかなかった。

(*)フレンチフライもポテトチップもうまかった。チェダーチーズ等の味付けも良かったが、何より芋そのものがうまかった。但しマクドは除く(日本と同じ味)。 アジアンフード(持ち帰り寿司や中華など)も、スコットランドよりはましだったかな。

AnaheimのDisneyLand用ホテル街ということもあってか、食べ物に限らず、物価は全般に高かった。

テロ対策では、おびえているというか、危機意識が高いというのか、空港のボディチェックで金属探知機を鳴らしてしまった時も、日本なら係官が近寄ってきて調べたり指示したりするところだが、決して寄って来ない。声も聞こえないくらい遠くから身振りで指示をする。頻繁にパトカー巡回してるし、ゴミ(不審物)なんか全然落ちていない。

Anaheimにいる間は、コンベンション会場を出てもあえてワールドコンの参加証をぶらさげたままでいた。おかしな言動をしてしまっても、なんとなく免罪符になるような気がしたので。

513503 journal

goodlifeの日記: 【LA Con IV】ワールドコン(世界SF大会)の話

日記 by goodlife
すごくいまさらだけど、8月下旬、LA近郊で行われた第64回ワールドコン LA Con IV の体験記を、何回かにわけて綴っておこうと思う。

ワールドコン参加は昨年スコットランドで行われた Interaction に続いて2回目。同僚の温かい理解(≒好奇の眼差し)に恵まれて今年も休みをとることができた。もっと若いうちに行っておきたかったけど、人生における金と暇の両立はなかなか難しい問題だ(あと気力も)。

LAには10年前に仕事で行ったことがあり、それ以来だったが、今回はだいぶ見える光景が違った。当然ながら警備が厳しくなっているし、こんなに肥満多かったっけ? でも、人が気さくに喋るのは相変わらず。

519109 journal

goodlifeの日記: 【囲碁】ブーム終結

日記 by goodlife
なんとも絶望的な数字。

日本の囲碁人口――激減350万人に(日刊囲碁)

(ちなみに将棋も130万人減の710万人。ということは必ずしもヒカ碁ブーム云々ということでもないのかもしれない)

まあ、これでもまだコミケ参加者より1桁多い。SF(小説)ファンより2桁くらい多いんじゃないか。存在の地味さ加減からいったらまだ多すぎる(減る余地がある)くらいなのかも。さびしい限りではあるが。

436387 journal

goodlifeの日記: W-ZERO3[es]とMicrosoft

日記 by goodlife
やや旧聞に属するが、W-ZERO3[es]のMSのプレスリリースを読んで驚いた。かれらにとって少々屈辱的な内容を含んでいるからである。曰く、
  • 日本語入力システムには「 ATOK 」を採用、予測変換もサポートし、快適な文字入力をサポートします
  • Opera 社 独自の最適化技術により、まるでパソコンの画面を見ているかのように…
  • オリジナルメールソフト「 W-ZERO3 メール」により、使いやすいメール環境を実現

自社製品 IME、IE、Outlook の立場がまるでなし。 もっとも、上の文章は三社合同のリリース文であって、おそらくウィルコムかシャープが主導して作成したものではあろう。しかし、これを連名で発表し、自社サイトに掲載するとは……。Windows Mobileの普及のためには、このような扱いも甘んじて受ける、ということだろうか。 あるいはこれも 新思考外交の表れであろうか。

かつてPCの日本市場で、似たような状況があった。MS日本法人は、DOSで走る競合サードパーティソフトの開発を支援したことがある。そして、その悲劇的結末が 古川享・元日本法人会長のブログ 「お前は裏切り者だ!!!」とビルゲイツに罵られるの巻 に暴露されている。MS(本社)は本来、こういうことに大らかな会社ではないのだ。

きわめて余談ながら、妻にこの古川氏の話をしたら、初めて得心がいったという。彼女は桜玉吉の大ファンなのである。

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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

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