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日記

gunwithoccasionalmusの日記: 映画評論家は恥知らず 12

日記 by gunwithoccasionalmus

映画評論家の新作評は、試写で一回だけ観て、締め切りまでの短い時間で評する場合がほとんどだろう。自分はそれだけ観ただけでまともな評を書けると思っているなら傲慢な恥知らずだし、
まともな評は書けないと知りつつそれで糊口をしのいでるならやはり恥知らずだ。昔の映画評論家は評論と紹介の区別がついていて、すぐれた紹介もできたものだが……

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  • by Anonymous Coward on 2019年02月14日 12時25分 (#3564814)

    淘汰されるべき人やものが淘汰されていないなら、それがその業界の体質で、評論家に責任を負わせるのは違うともうけど?

    • by Anonymous Coward

      いや、今ここや過去日記でやっているのがそうでしょう?
      売れるかどうか、受け入れられるかどうかは分かりませんが。

      すぐれた評論家ということなら、とりあえず一度見れば何回も見なくてはいけない映画なのかは分かると思われます。
      まあどのような映画でも最低数回は見ないと駄目でしょうけれど。

      • 映画は大事なことはぜんぶ隠すんですわ。そうしないとすごく薄っぺらい映画になる。テーマを人物にセリフでしゃべらせてはいけない、というのこのため。隠す技巧はいっぱいあって、先日のズートピアもそう。ぱっと見ではジュディが謝ってニックが許したように見える。この隠し具合で、同じテーマでも作品の厚みや奥深さがまったく変わってくる。プリキュアは実はこの手の技巧の宝庫で、HUGキュア映画も悲恋の物語を隠してます。ハピネスチャージは主人公を躁うつ病の境界性パーソナリティ障害にするなどもう悪意レベル。
        この隠されたものを明らかにしてからでないと映画評論なんてできないんですよ。あらすじ評論になってしまう。隠すほど奥深くなるのだから、あらすじ評論は優れた映画をゴミにしてから評していることになる。

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        • この隠されたものは、隠されていることをあらかじめ知っていないと観客は気づくことは非常に難しい。女児アニメだという先入観があると気づけない。たとえ知っていても、一回目に観るときはストーリーを楽しむから、かすかな手がかりを観客が正当化してしまい、気づくのはほぼ無理。早ければ後から思い出していろいろ考えている時に気づくが、確認するためには少なくとももう一度は観る必要がある。製作側の技巧を見抜く観る側の技術なので、訓練もかなり必要。
          あらすじ評論を読んだ人は先入観を持ってしまうから、(その能力があったとしても)自力で気づくのはますます困難になる。あらすじ評論は優れた映画を誰も価値が気づけぬゴミにしてしまう。ズートピアとか。あらすじ評論がそれなりにいいものであれば、なおさら。

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          • 困ったことに、日本のアニメは技巧の水準が高いうえ、表面のストーリーも出来がいいから、見抜くのは並大抵ではない。

            例えば、まどかマギカのほむらのセリフに
            > ともかく、そいつさえ倒せたら、わたしはこの街を出ていく
            というのがある。ワルプルギスの夜を倒すため杏子に共闘を持ちかけたときに、彼女をウザがる杏子に報酬として示したものだが、ほむらが街から出ていくと彼女がまどかに会うこともできなくなる。杏子はほむらのまどかへの想いは知らないので、彼女は報酬以上の莫大な支払いをすることになる。となるとそれで買おうとしていたものを探すことになる※。こういう突破口から連鎖することが多い。
            筆者はセリフ起こしをしないと気がつかなかった。観るだけだと何回観ても無理。

            ファンなら手間とメリットが釣り合わない人は多いだろうが、プロは手を抜いてはいけない。

            ※筆者の考え(あくまで一例)では、自分は身を引き杏子とさやかを二人にするため。ほむらは何度もループしているから杏子とさやかの関係は知っている。ほむらが街を出ていく必要はないかもしれないが、視聴者へ手がかりを示している。それが技巧。

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        • by minet (45149) on 2019年02月14日 20時51分 (#3565076) 日記

          これがゲームだと、
          エピソードをサブイベントに追い出すとか、2周めで別ルートを提示するとか、隠して隠さない手法が取れるのが決定的に違うのだなぁ、
          と思った。

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      • by Anonymous Coward

        件(くだん)の評論家はお客、つまり映画会社や出版社向けに記事を書いているんでしょ?
        求められているものを正しく提供しているのに、的外れな批判(映画評論家は恥知らず)をするな、って話なんだよ。

        個人攻撃したくないけどgunwithoccasionalmusさんは、内容のわりにやたら文章が長いし、今回のような的外れな逆切れ批判するし、ちょっと愛が拗れて見苦しくなってますよ。

        • 個人攻撃は大歓迎なので遠慮なさらずにお願いします。

          「あらすじ評論」のヤバさを指摘しました。最終的にあらすじ評論が届くのは客だし、書いているのは映画評論家です。自主的にでも金のためにでも書いた人間が恥知らずです。恥知らずに映画会社や出版社が加わるだけのこと。被害をこうむるのはいずれにしろ観客です。
          いいですか、映画評論家は専門家です。専門家がいいかげんなことを書いてそれを客が真に受けている。専門家は一部を除きやればできたりするのでコイツはバカという評価もできず、なおたちが悪い。しかも専門家が適当に書いた記事がいつまでもネットに残る。評論(もどき)を批判できるようになるためにはそれなりの訓練が必要だから、素人の客がうのみにしてもあたりまえだし、実際のところ頭が悪いとは言えない人間でもうのみにしている。たとえて言うなら、まともな化学者が大勢で小遣い稼ぎに水素水を売っているようなものだと思えばいいです。観客は映画の教育なんて受けてないから、水素水をうのみにするしかない。
          昔は新作映画の記事は映画評論家が書いていても紹介に徹していて、紹介は別の技量が必要なんですけども、どちらもできた。怠け者の映画評論家が新作の評論もどきを書いたらうけちゃったのがきっかけかもしれないね。読者にとっては確かに初めて見るものだし。

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        • 筆者も個人攻撃いっきまーす。

          ・優れた映画ほど何度も観なければ真価がわからないが、真価がわからなければまともな評論はできない
          評論の良し悪しを見分けるには専門的な技量が必要で、一般客は頭が良くてもなかなかできない
          ・町山智浩さんはまともな映画評論を書く人だから、叩かれることはあまりない
          ・町山さんはおそらく試写で一度観ただけの映画を「評論」している
          ・つまり町山さんのまともな評論と評論もどきは、一般客には区別できない
          ・町山さんのまともな文章は面白いしもどきの話芸も達者なので、一般客は町山さんのファンになってしまう
          ・町山さんのファンになった人は、彼の言うことを強烈な先入観としてしまう
          ・文芸はなんであれ先入観が大敵だから、彼のファンは映画の真価に気づくのがきわめて困難になる
          ・評論もどきはとても楽しいので、映画そっちのけで自分も始めてしまう

          太字はとても大事なのにあまり知られてないことです。町山さんは自分が専門家でできちゃうから知らない。一般客は映画評論家が修行が必要な専門家だということを知らない。前田有一みたいなのがいるからなあ。知っている人は大学にしかいません。が、こっちは能力のほうが……。筆者は解読までで評論は一切やりません。
          評論もどきは本当に楽しくて、ズートピアを観た人が、自分を棚に上げてアメリカや日本社会を批判します。なぜ自分を棚に上げられるかというと、それはズートピアを観たからです。ものすごくバカな評論もどきがあっても、書いた人が必ずしもバカとは限りません。手本が手本だからしかたがない。
          プリキュアバカが、お前らわかってねーな!とドヤ顔しますが、喉まで出かかってるオタク批判をなんとか抑えてます。アニメ版「この世界の片隅に」をゴミ扱いするから、あれを楽しんだ人は不快になるでしょう。でもあれはパーツは素晴らしいから先入観がいくらかあれば楽しんだり感動したりしてごくあたりまえの当然です。筆者はアスペルガーで何いってるのかさっぱりわからなかったから原作を調べて気がついただけです。

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        • by Anonymous Coward

          それを言うなら、

          昔の映画評論家は評論と紹介の区別がついていて、すぐれた紹介もできたものだが……

          映画会社や出版社向けには評論記事ではなく紹介記事を書くべき。
          お客(この場合は映画館の)を増やすのが目的なんだから。

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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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