h-harryの日記: OCR職人の夜は遅い 1
日記 by
h-harry
たまには、ほのぼのネタを
これの後日談(チガウ
OCR職人の夜は遅い
最近は良いスキャンデータが入手できないと口をこぼした
まず、素材の入念なチェックから始まる。
「やっぱり一番うれしいのは一発で完全認識することだね、この仕事やっててよかったなと」
「1枚1枚ノイズと傾きが違う。それによってOCRが誤認識しないように調整するのが一番気をつかう」
「やっぱねえ、手作業だからこその加減ってあるんです。
機械がいくら進化したってコレだけは真似できないんですよ。」
「このスキャンデータはダメだ。ほら、すぐに文字化けしてしまう」
彼の目にかかれば、見るだけで出来不出来が分かってしまう。
技術立国日本、ここにあり。
今、一番の問題は腕の良いスキャン職人の不足であるという。
後工程のことを考えずに早さだけを求めて雑なスキャンデータを作るスキャン職人が増えている。
今日も彼は、真夜中に拘わらずスキャンデータの画像処理を始めた
明日も、明後日もその姿は変わらないだろう
そう、OCR職人の夜は遅い
なんだ (スコア:0)
いまやっている案件かと思った。
そもそも、ここでやめるか。