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Java

higの日記: 珈琲豆片手鍋焙煎(11-13回目)グァテマラSHBウエウエティナンゴ 終了 4

日記 by hig

依然としてタイトルと内容がスパム日記みたいですが、しばらく前に焙煎して記録していなかったのでまとめて。
通販で買ったコーヒー生豆を飲み切ってしまったのでまた焙煎、鍋焙煎にもだいぶ慣れてきました。
生豆で100gづつを焙煎。手鍋だと手網より少し多く焙煎でき、100gがちょうどいい感じ。これより少ないと豆の温度変化が速くて焙煎コントロールしにくく、多いとムラになりやすいのでこれまたやりづらい。

生豆で100g。煎りはハイローストとシティロースト狙い。
香りをしっかりと出そうと、前半は弱火で水分抜き(焦げ防止)・中盤火を戻し・後半弱火でふくらましとして焙煎時間を11分前後に短縮し香りと酸味の両立を狙う。

生豆:グァテマラSHBウエウエティナンゴ

Guatemala Huehuetenango
コーヒー生豆 グァテマラ ウエウエティナンゴ
国 : グァテマラ
エリア : ウエウエティナンゴ
品種 : ブルボン、カツーラ、
生産処理 : ウォッシュド、サンドライ
標高: 1500m〜2000m

Huehuetenango(ウエウエテナンゴ)はグァテマラの北西部、メキシコとの国境近くに位置し、4,000メートルクラスの山々が聳えるCuchumatanes(クチュマタネス)山脈の高地にあります。グァテマラには火山性土壌でない場所でスペシャルティーコーヒーが生産されている地域が三ヶ所ありますが、それらはいずれも乾季と雨季が交互に訪れる熱帯性気候を有しています。ウエウエテナンゴは最も乾燥し、高地にあるといった厳しい自然環境の下にありますが、メキシコのTehuantepec(テワンテペック)平原から吹きつけてくる乾燥した暖かい風のおかげで霜の害が無く、標高2000メートルの地点までコーヒー豆の生産が行われています。
この地で暮らす人々にとってコーヒーは主産物であり、マヤの血を色濃く残す彼らが着る美しい刺繍が施された衣服のバリエーションは、Huehutetenangoコーヒーの複雑な味わいにも相通じるのです。

【カップの特徴】 深い香りとコク、やわらかい酸味

1,2回目:気温25度、湿度60%、曇り。(6:00)
3回目(これで最終):気温27度、湿度68%、曇り(15:30)

ぬるま湯洗いは39℃、ザルに流水で手でこすり洗いします。
良く水を切って、片手鍋に投入し、ふたを開けたまま表面の水分飛ばします。
ジュージュー言わなくなって大体豆表面が乾いたら、弱火にして蓋を閉じて鍋を2,3秒ごとにフリフリします。
蓋の内側に水滴が付いてきても蓋は開けずに加熱蒸らして、渋みが残らないように。
香りを出そうと、どちらも全体で11分ぐらいの焙煎を目指す。

1回目、2回目、3回目を併記します。
焼き目狙い   シティ  ハイ  シティ
        1回目  2回目  3回目
生豆質量     100g  100g  104g
水洗い      2:00  2:00  2:00
蓋閉め      1:10  1:19  1:20
豆が白く膨らむ  4:00 4:20  5:17
豆が黄色に色づく 5:00 5:10  6:20
1ハゼ始め    6:10  6:38  7:55
1ハゼ終わり   8:20  7:45  9:49
2ハゼ始め    9:40  ----  12:00
消火       ----  ----  12:16 
焙煎終わり    10:19 10:40  12:16
焙煎後豆質量   69g   69g  87g
焙煎前後比率  1.449  1.449 1.195

どちらも洗ったのでチャフはそんなには出ませんでしたが、少しは出て茶色くなってました。表面に一部焦げあり。
二回目は前半水分抜きで若干火を弱めたが、黄色くなってから火を少し強めに戻し、渋みが残るかもと思って1ハゼ終わりから弱くして時間稼ごうと思ってうまくいった。でもその分焼き目も進んでシティロースト寄りになりました。
ハイローストはあきらめ浅めのシティに。
1回目のシティは表面にオイルが出てテカってます。二回目の浅いシティはさらっとしてますが一部表面に焦げ有り。でも香り良し。
シティの焙煎直後での抽出では香りはそんなに出てはいませんが、きれいな酸味有りで薄く甘みも出ました。まずは成功かと。
香りはまだ焙煎香が強くて、マスクされているのか?抜けてしまったのか?

1ハゼ終了から焙煎終了までは2:00、2:55で1回目がずいぶん短い。2ハゼに入れようと少しだけ火を強くしたのが効いたようです。
焙煎時間が延びると焼き目が変わっても重さは程同じように軽くなりました。香味と味は若干異なりますが。
水洗いは短時間ならチャフが取れて、チャフ焦げ由来の煙臭さは出にくいように思えます。後半は火加減は強くしちゃだめですね。表面焦げの鋭い苦さが出てしまうようです。
今回はうまくいきました。
三回目は序盤の火を弱めにして、じっくりと豆の中心まで温めようとし後半も表面焦げないように調整しました。
結果12:16と若干焙煎時間は伸びましたが、焼き目はシティでばっちり。酸味の綺麗に出て、香りも焙煎香が抜けてからは甘い香りがします。冷めても雑味なく香りが立ちますし、乾いたカップもいい香りに。成功じゃないでしょうか。

これで、このグァテマラ ウェウェテナンゴの生豆も終了。最後の方になってやっと好みの焙煎方法が見つかりました。豆によって合う焙煎方法が変わりますね。
次の豆も楽しみです。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 毎回専門家っぽいカッコ良さがあって面白ファンタスティックやん!
    と思えてしまうあたり、私も少しはコーヒー愛好家の列に参入できてるのかと喜んでいたりします。
    グフフ。

    大雑把で待つのも苦手(およそエンジニアには向かない性格)なので自家焙煎は諦めているのですが、生豆の保存性には常に惹かれます。
    どんなに素晴らしい焙煎をするお店のものでも、2 週間も経つと残念感が出てきますね。美味しいけど。
    出先で調子に乗って多めに買い込んでしまった時の、帰宅してからの後悔といったら。

    • by hig (25417) on 2020年06月14日 17時02分 (#3833250) 日記

      コメントありがとうございます。
      素人の恥かしい姿のまま記録に残してますが、自分の焙煎記録としてなるべく毎回スラド日記に書くようにしてます。
      自家焙煎は手軽に安く美味しく楽しめますよ。片手鍋焙煎なら、100均の500円(笑)ガラス蓋付片手鍋と金網ザルにガスコンロがあれば簡単にできます。
      やってみて分かったんですが珈琲豆は焙煎後の変化が早いですからねぇ。1週間に使いきれる少量をこまめに焙煎するのが良いみたいです。
      特別なスペシャルティの珈琲は焙煎店で購入するとかなりいいお値段がしますが、生豆では一部を除きそんなに高い物ではなく購入できます。おっしゃるとおり生豆なら長持ちしますし。
      あと、最近感じたのですが、美味しいコーヒーは冷めてからも美味しいんですね。どっちかというと熱い時より冷めてからの方が優劣の差が良くわかります。

      Youtubeで焙煎方法や道具について説明していただいているものがあるので参考までに。
      家庭でできる珈琲の焙煎方法をお伝えします!【煎りたてハマ珈琲】 [youtu.be]

      親コメント
      • おお・・・詳しくありがとうございます。
        「冷めてから」は確かに、妹(若くて味に敏感)もまったく同じことを申しておりました。

        親コメント
        • 細かく記録しているようですが、実はかなりおおざっぱです。肝心の温度取ってないし。
          手網の時に温度計ってみたのですが、記録に追われて焙煎が全然楽しめない!
          それより、豆の状態と煙や香り、ハゼ音に集中したほうが何ぼかましです。
          誰かに売るわけでもないし少量の焙煎なので再現性にこだわる必要性は薄いと思いますしね。

          ハマ珈琲さんもおっしゃってますが、売り物ではなく自分で飲む分には楽しんで大雑把に自家焙煎するので良かろうかと。
          それこそ自分の好きな焼き目に自由自在です。成功するかどうかは別にして(笑)
          焼き目にむらがあっても、ちゃんと芯まで煎れていれば良しとして、ハンドピックもお好みで。
          最初はWebによくある焙煎屋のハンドピックは大事!徹底的にやってます、焼いた後も!なんてのをうのみにしてかなり豆を捨てましたが、今はそこそこにしてます。異物とカビ豆発酵豆と虫食いは避けてますが、ピーベリーは味のうちだとわざとそのままに焙煎してます。
          (虫食い豆は断面を切ってみると本当になかに死んだ虫が入ってることがあります)

          焙煎が素人なのもありますが、エチオピアのイルガチャフェなんかハンドピックで選別しすぎるとなんだか香り弱くて抜けた感じになりました。
          いろんな豆が入っているのも味香りのバランスで大事なんだなと。
          ハンドピックのやりすぎは良くない!と個人的にはそう思います。全くやらないのは自分の趣味としてはありえないですが。

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