higonの日記: 韓国ヒトクローン研究スキャンダル、まとめ 3.8 (Korean Cloaning Research in Chaos,
これまでのまとめの目次は、別のエントリにあります。
今日はブラックフライデー。海外では関連記事が爆発的に多くなっています。 国内記事は読むのが精神的に辛いものが多くありました。
海外での記事 (Observation from Oversea)
「クローン研究者、疑惑に返答」(11/23)
この記事はAP通信のものです。国内TV局MBCで放送された特集番組の内容がまとめられています。
「最低、600個あまりのお金のからんだ卵子が、今まで黄博士の研究の為に使われた。火曜日、博士は部下の女性研究者が彼の研究の為のドナーとなった事を認めたが、彼は当時彼女にそうしないように説得したという。MBCは水曜日、博士に繰り返し電話で追加のコメントを得ようと試みたが、失敗した。実際にドナーとなった女性研究者との匿名インタビューの中で、彼女はドナーになった事を認めつつも、『黄博士が公式にコメントするまでは疑惑について語らない』とした。
一方これらの矛盾にもかかわらず、国民の博士支持は熱烈なもの。
インターネットの掲示板は博士支持を訴える声で埋まり、ファンサイトでは100人以上の女性がドナーとなることを決めた。MBCの公式掲示板では、MBCが国益に反する放送をしたことに対する非難と怒りで溢れている。」
New Scienceにもまとめられています。
「黄、『卵子は私に強制されたもの』と漏らす」(11/23)
Wired Newsの記事。タイトルにウィットが効いているだけ、中身は他の記事と重複。
「疑惑は、オーストラリアを止めなかった。」(11/23)
オーストラリアの研究機関が、正式に、今後も韓国の研究機関との関係を保つことになりました。
「黄博士はソウル国立大学での研究を続ける」(11/23)
とうとうCNNがカバーしました。
黄曰く、「ここで研究から降りたいと思っているが、公共からの支持と、現在不治の病に苦しんでいる人々の事
を考えて、私は純粋な科学者としての道を歩きつづけることにした。」
「私たちのチームは過去の成果をさらに一歩進めるだろう。そして韓国がもう一度、この分野の
リーダーとして、恥ずかしくない姿を見せられると願っている。」
「医師に卵の出どころについて質問したが、『そのことは気にするな、ただあなたは研究続けなさい』と答えられた。」
同じページで「幹細胞研究は良いか悪いか」の投票が行われています。
「韓国の幹細胞専門家が謝罪」 (11/24)
黄博士の記者会見の内容が詳細に報告されています。これに限らず、Washington Postの記事はどれも必読。
基本的に黄博士のスタンスは、「すこし手違いがあって非常に痛い思いをした。大きな力には大きな責任が付きまとうものだ。私の研究は良いものなので研究を止められない。支持してくれる人達に有難うといいたい。今後もひきつづき厳しい目で私を見てもらいたい。」という感じです。韓国政治家、コメディアンを含む例の市民団体は、188人の女性が研究を支持しドナーとなったと発表しました。
興味深いことに、一方の韓国メディアのどこにも「謝罪」というタイトルの記事はありません。
「韓国、クローン研究を支援すると誓う」 (11/24)
AP通信からの記事です。
保健省は、「そうですね。現在倫理に疑念が生じていますが、我々はそれより、韓国が
幹細胞研究で先進的役割を担う為に、研究の為のインフラを整備することが非常に
重要だと考えています」とコメント。
博士は2009年までに、一年に300万ドルつづ政府から受け取ることになっています。
彼のチームには今年(2005)、政府から合計2640万ドルが注がれました。
博士曰く、
「もし、私が真実を告げていたなら、こんなに注目されることは無かっただろう。」
「私は、国際基準の上で研究をするために、慎重に落ち着いて研究することが大事だということを学んだ。これは非常に痛いレッスンだった。」
韓国国内での動向 (Korean perspective)
「MBCの番組'PD Notebook'放映内容に抗議する計画。キャンドルライトで。」 (11/22)
火曜日に放映された、MBCの番組にネチズンが抗議。'PD Notebook'の二つの番組スポンサーが、宣伝を取り止めました。さらに、MBCに対する今後の出資について、国民銀行とヲォリ銀行の二つの主要銀行が検討中です。(韓国語の記事です。申し訳ない。)
「卵子の出どころをめぐる疑惑で、見解が分かれる」 (11/23)
写真付きで、最初の黄博士の返答に関しての、より詳細な記事が"OhMyNews"という韓国のサイトに あります。私はこのサイトが信頼できる情報源なのか裏付けをしていません。記事の内容はWashington Postに近い生々しいもので、他の国内ニュースに見られない視点を持っています。
「国民の三分の二が博士を支持。オンライン投票で」 (11/23)
三人に二人が博士を支持しているというオンライン投票の結果を見せています。 投票には、約千人が参加しました。(私見/オンライン投票は不正が容易です。)
「民意、単極化」 (11/24)
一連のニュースのまとめです。
「黄色博士、口を開く」 (11/24)
さあ、疑惑は終わった。まだ小さい問題はあるが、次に進もう。という意気込みが感じられます。
疑惑と共に急浮上した黄博士のファンサイトです。"Pride of Korea"の文が印象的。
黄博士の疑惑が大きくなった月曜日、一日で20人のメンバーが卵子ドナーとなることを宣言し、
それがあちこちの新聞で取り上げられました。活動的な団体です。
彼らは、MBC局の周辺で10時間、「MBCはひざまづいて、黄博士をこきおろしたことを謝罪せよ。」と
書かれたキャンドルをもって、デモを行いました。
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