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higonの日記: 韓国ヒトクローン研究スキャンダル、まとめ 4.7 (Korean Cloaning Research in Chaos,

日記 by higon

これまでのまとめの目次は、別のエントリにあります。

海外の記事(Oversea articles)

外には、どこまでも続く青い空。あの醜い事件が嘘のよう。

クローン専門家黄は最高職を保持するだろう。倫理委員会の会合で。」(11/29)

黄氏が公式に非公式な辞任を表明してから五日後、韓国生物倫理委員会(議員で構成されるパワフルな会合)が 開かれ、黄氏の将来について話し合われました。近い内、韓国大統領に、この委員会で話し合われた内容(黄氏の続投も含まれる)を勧めることにしています。
Bloombergは何人かの米国の教授に電話でこの件についてインタビューをしています。

ハーバード大学医学部幹細胞研究者で、元国際幹細胞研究学会会長のレオナルドゾン:
「(彼の研究室は)この分野でリーダーになるための用意がされている」
「今後の研究が倫理的になされるということを証明するかどうかは、黄博士次第。」
「もし、彼が世界中の傍観者たちに今後の研究が倫理規定に即して行われるということをアピールすること ができれば、彼は楽に研究を続行することができるようになるだろう。」

ペンシルバニア大学医療倫理学者のアーサーカプラン:
「『気付かなかった』というのは十分な言い分ではない。自分の研究室で何が起こっているのか把握する責任があったからね」
「(彼が部下の卵子を使ったのは)とんでもなくNo-Noだね。強制気味なところがある。」

ボストン大学の倫理学者ジョージアネス:
「貧乏人が自分の生活のために体の一部を売って、金持が長生きするなんてこと、嫌でしょう?」
「この男と一度同じ部屋の中に座って、どうして彼が(助手の卵子を使用)したのか訊いてみたいですね。」
「たぶん、その理由は、彼が人の医者では無く獣医であることに関係しているかもしれません。」
「私の理解している所では、韓国の研究体制は完全に確立されていなかった。」
「私は、今回の件で彼の標準が国際フォーラムの中では十分でなく将来はもっと厳しくなるということを 彼自身が感じたと思っています。」

シカゴ大学法学部教授リチャードバーンシュタイン:
「この男は科学的研究をでっちあげてなど、いない」
「単なる個人の悲劇のようだ、事務所を畳む話には聞こえない。」

Advanced Cell Technologyのロバートランザ:
「卵子の提供の際に女性が受ける処置を考えれば、代償無しで女性にドナーになることを期待するのは非現実的です。」

ダートモスカレッジ倫理校のグリーン:
「どんな理由であれ、補償をしないように誘導することは、ごまかしへの一歩にほかならない。」
「そしてそれがここで起こった事のように見える」

良質なニンゲンの卵狩り」(11/30)

WiredNewsから韓国とは関係ない記事。
米国では、卵子を安く入手するためのさまざまな試みがされていますが、これはその一つ、 サンフォードローゼンバーグ博士の、米国から精子を輸出してルーマニアでヒト胚を作り 冷凍後逆輸入するという方法。しかしこれにはX線検査や保険会社の拒否という問題が 待っているようです。

ES細胞研究の規制再検討精子、卵子作りめぐり」(11/30)

なんとこれは日本の記事(涙)。隣国の事件が日本人の脳内シナプス活動を微妙に 変化させるまで、三週間かかったようです。彼らは今までの厳しい規制を緩くしては どうかと考えています。

ES細胞研究、日本カトリック司教協議会が反対声明」(11/27)

当然でしょ、と思う?韓国とオーストラリアのカトリック教会は体性幹細胞研究に多額の投資さえしています。

国内の記事(Korean articles)

この二週間韓国から英文で世界に配信されてきた幹細胞研究ニュースの殆どが、読者の記憶に長く残ることになるでしょう。なぜなら、多くの派生事件が、海外の常識からは信じがたいものであったからです。いったいこれは、サイエンスなのかフィクションなのか(掛けてます、ワーッ)。思うに一番のスキャンダルは、韓国の社会形態が世界に露出した事であるのかもしれません。

韓国、黄の幹細胞研究を『コアテクノロジー』として扱う」(11/30)

もっと多くの支援金が、政府から黄の研究チームに渡されることになります。

東洋の倫理スタンダードの制定が必要だ」(11/30)

これは心がきつくて、翻訳できません。必読。自分の目で確かめてください。それに日本だって東洋です...

MBCが黄の論文をクローズアップ(別記事)」(11/30)

どうもKorea TimesとKorea Herald(両方とも英字新聞)だけがMBCの番組に触れているようです。

いつまでも続く疑惑」(11/30)

Korea Timesの論評より、MBCと朝鮮日報への批判。
「これは治療不可能な病気の治療法を見付けるための道である。誰もこの疑惑が 黄博士の研究に深刻な打撃を与えることなんて望んではいない。今望まれるのは、 最悪の自体を避けるための前段階として、捜査に、自分で拾えないような石を 投げるような事をしないことだ。」
Korea Timesは同紙の 米国人記者による意見も載せています。
しかしこういう意見すらハングル新聞にみられません。

MBCが、クローン細胞が一致しないことを訴える。」(12/01)

どうして、MBCの"PD Notebook"放映から新聞記事になるまで二日かかったのだろう。

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