higonの日記: 韓国ヒトクローン研究スキャンダル、まとめ 4.8 (Korean Cloaning Research in Chaos,
これまでのまとめの目次は、別のエントリにあります。
人間には本能的な防衛反応として、嫌なものは忘れるとか、見てみぬふりをするというのが あります。私の短い人生経験からの想像ですが、社会同士の反応も、人間がそれらの舵を取って いることがありますから、大抵は同じようなものであろうと思うわけです。
海外の記事(Oversea articles)
「生物医学研究で中国とインドが提携」
めでたく、中国とインドが従来の医療と、幹細胞医療の研究で提携し、共に将来の幹細胞ハブになることを目指すことになりました。
「英国幹細胞研究が政府のさらなる投資を得て加速することに」(12/01)
「厚生省R&D室長パティソンは、政府と共同で第三セクターの英国幹細胞バンクのよーなものを作る戦略を持っている。骨組みとなる今年初頭に設立された非営利組織には、既に1200万ポンドが割り振られており、今後合計一億ポンドが投入される中で幹細胞研究に於けるブレイクスルーを目指す。」
「この国では、理論を生み出すことに苦心してなどいない。それを元に何を作るかということに苦心しているのだ。我々には非常にさまざまな機会が待っている。...中国と韓国で起こっていることをみなさい、これは世界規模の競争なのだ。」
ブリテンが本気だ!ブリテンが名誉をかけている!
英国政府もこの3週間、韓国の研究と政府との癒着具合にさぞかし驚いたことでしょう。
明日にも、詳しい発表が行われる予定です。
「外国人に幹細胞治療を紹介」(12/01)
シンガポールの新聞が韓国政府の事業を紹介し始めました。
治療そのものの効果に疑問も投げています。
「韓国で幹細胞の幹猜疑を除去する試み」(12/01)
おそらくここ数週間でふたつめの日本発の英文記事。しかし、米国でアジア向けに書かれたニュースとと、韓国のKoreaTimesに載った三日前の記事と全く同じ内容だったりする。イランの新聞と同着。
国内の記事(Korean articles)
「MBCがスキャンダルからの広告不信で償いをする」(12/01)
朝鮮日報のレポート。「MBCにとって今年は災難の年だ。...MBCは11月に、広告収入で二番手だったSBSに追い抜かされた。専門家によれば、今年のスキャンダルとトップ20を占める低いレイティングの番組が原因だという。」
「黄のチームが論文疑惑を否定」(12/02)
他の国内新聞が英語版の関連記事の公開を遅めた今。頼れるのはKoreaHeraldしかいません。
「MBCの検証ではクローンの五つの幹細胞ラインの内、四つのラインはDNAの検出に失敗、残りの一つは80%一致した。黄チームは、MBCのヒト胚のDNA検査は間違っている可能性が高く、論文は捏造であるはずがないと主張している。MBCは政府の機関に要請しもう一度DNA検査を行う予定だが、黄チームが再度のサンプル提供を拒否している中、検査を行うことは難しそうだ。」
「主要な幹細胞研究者が消える」(12/01)
以下、黄禹錫(元)チームメンバーの動向。
- ソウル国立大学の黄禹錫氏(Hwang Woo-Suk)
- お寺篭り。静かな時を過ごす。
- ピッツバーグ大学のジェラルドシャッテン教授
- ピッツバーグ大学勤務。韓国側メディアの質問には殆ど反応無し。
- 朴イュルソン研究員(Park Eul-soon)
- ピッツバーグ大学で共同研究後、就職?11月17日の帰国予定を過ぎたが、連絡が取れない。
- 金ソンジョン研究員
- ピッツバーグ大学で共同研究後、就職?そのまま人目を忍んで滞在。
- 朴ジョンヒョク研究員
- ピッツバーグ大学で共同研究後、就職?そのまま人目を忍んで滞在。
- 朴基栄大統領顧問(Park Ky-young)
- 11月29日以降メディアからのインタビューを全て拒否
- ソウル医科大学の安圭里教授(Ahn Cu-rie)
- 11月17日シカゴへ。今週金曜日にジェラルドシャッテンに会う予定。
- 漢陽大学の尹賢洙教授(Yoon Hyun-soo)
- 11月17日シカゴへ。研究擁護派のTVクルーと共に今週金曜日にジェラルドシャッテンに会う予定。
「朴イュルソン研究員は、2003年に黄禹錫の研究に卵子を提供した二人の研究者のうちの一人であり、細胞の核移植技術を可能にした人物。もし、朴イュルソンが米国に留まるということになれば、重要な技術の国外漏洩という事態もありうる。」
(私見/ここで、朴イュルソン研究員がかつて自分の卵で遊んでいたという邪推もできますね。いや、今表面にある問題に比べれば、そんなオタクでマイナーなことどうだっていいのだけれども。)
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