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higonの日記: TIMEのインタビュー。黄禹錫博士に10の質問。(10 Questions For Dr. Hwang Woo Suk From TIME)

日記 by higon

これまでのまとめの目次は、別のエントリにあります。

このエントリは、12月12日付けのTIMEの記事を個人的に翻訳したものです。これを読んで、どう感じますか?

TIME: 貴方は自分の間違い-自分のチームが、チームメンバーの有償提供した卵子を受け取っていたこと- について実に素直な態度をとってきた。倫理的な誤ちとはどれだけ大きなものだろうか?

黄: 二人はどこからも強制されること無く自分達の卵子を自発的に提供し、その行為は直接補償された。

TIME: もし貴方が、2004年春のNature誌への論文掲載時点で真実を明かしていたなら、この議論は 無くなっていただろうか?卵子の受け取りよりも、それを隠蔽したことの方が深刻な 間違いだろうか?

黄: あれは隠蔽では無い。あの時は、ドナーと、これ以上ないほど真摯な気持ちのもとで、 「彼らのプライバシーを守る為に、彼らの引き受けた役割を明かさない。」という誓約をしたのだ。 私にとっても苦しいことだった。つらい熟慮の末、私は自分の元の研究者を守ることを選んだ。 これは、恐らく、文化に独自の考慮だ。韓国では、卵子(oocyte)を寄付したことが明らかに されるという事態は、提供者の女性の人生に重大な打撃を与えてしまう可能性のある深刻なことだ。

TIME: 二人の年少の研究者が、自分達の卵子を寄付する方向にプレッシャーを感じていたと思うか?

黄: 彼らは、完全に自分から望んで卵子を寄付した。

TIME: 大半の人が信じがたいとしている一部の話題に、Nature誌に貴方の論文が掲載されるまで、 貴方が、貴方自身の研究の助手によって行われた寄付を知らなかったということがある。これは本当か?どうして研究室のリーダーが卵子の出どころを知らないという事態が起こりうるのか?

黄: 本当だ。私は卵子の出どころを把握するポジションにいない。私は、ソウル国立大学のIRBガイド ラインに従い、物理的また組織の構造的に卵子の収集作業から切り離されている。 私が受け取るのは卵子だ、ドナーでも情報でもない。

TIME: ある韓国人達は、これらの一連の事件を海外の幹細胞研究で遅れを取っている国の陰謀だと 考えているようだが、貴方の考えは?

黄: そのような見方はしないようにしている。

TIME: 貴方の研究室の取った手法に対する疑問が、韓国の科学界国際的地位の長期間悪い影響を残すことになると思っているか?

黄: 私が研究員を庇おうとしたという事実が、情報を公開しなかった言い訳にはなるまい。しかしながら、これが私の意図したことではないということを知っていただきたく思う。今回の件で、このような研究には、全ての文化圏を考慮した上での行動が必要だということがはっきりした。

TIME: 著明な国際科学者が韓国人科学者との手を組むことに、今までより抵抗を感じるようになるだろうか?

黄: 現在の段階で、多くの外国人研究者が私の研究室を訪れ、技術を学んでいる。私たちは(まだ)、 世界中の研究者の教育を計画している。私達の所持している技術を世界に配信したい。

TIME: 幹細胞研究に付きまとっている大きな問題はいつもモラルにまつわる。-科学者はヒト胚クローンで実験をしてよいのか-この議論が、大部分の幹細胞研究への不審を深めていたのか?

黄: 治療的クローン(therapeutic cloning)の目的は人間を複製することでは無い。治療的クローンは変性疾患の患者を、免疫拒否反応なしに治療する細胞を作るために使われる。私は、世論が治療的クローンの方を好んでいると信じているが。

TIME: 幹細胞研究が人類に取ってどれだけ重大なものか?

黄: 幹細胞治療は、変性疾患を取り扱うことのできる唯一の方法だ。

TIME: この事件の過程で、貴方の画期的な研究成果をさらに一歩先に進めることに戸惑いを感じたか?

黄: 何があろうと、私は研究を続ける。

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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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