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hixの日記: 賠償

日記 by hix
結果的に休業補償の説明はなされなかった。

電話の件は、言った言わないの話となってしまった。
「そのような事を言った覚えはありません」「そのような意味で言ったのではありません」という。
ある程度予想できていたことだ。

ところで、拙者は被害者なので、加害者である事故の相手に対して賠償請求を行う。
請求を受けた事故の相手は、拙者からの請求を受けて、自分が契約している保険屋に対して、保険金の支払いを依頼する。
この手順は法的に正しい。

賠償の内容や金額が正当な物でなければ、裁判となるであろう。
正当かどうかの判断は、まず加害者が行う。
加害者が検討した結果「幾らなんでもそりゃねぇだろ!」という内容であった場合は裁判となる。裁判となるには、被害者が「加害者が履行や支払いを拒否した」という訴えを起こすか、加害者が「賠償の内容があんまりだ」という訴えを起こすかのいずれかによると思われる(調べてないのでここは解らない)。
裁判となれば、今度は裁判所が賠償請求が正当かどうかを判断する。

加害者が検討するにあたっては、保険屋と相談することになるだろう。大抵は法律に詳しくないし、賠償金は加害者が契約している保険屋から支払われることが殆どだと思われるからだ。

賠償の内容が正当なものかどうかを判断するためには、根拠が必要である。
例えば、唐突に「いちおくまんえんの支払いを求める」などと賠償請求を行ったら、加害者が納得するわけは無い。賠償金の内訳としてこれこれの被害額が何円、これこれの被害額が何円…因って合計は何円、という具合にして、初めて加害者が納得できる。
相談を受けた保険屋にも当然それが必要である。裁判になったら、尚更に必要になる。賠償請求は、まかり間違えば恐喝となる。ヘタすると賠償請求の行為そのものが不当であると判断される恐れもある。

拙者の元に訪問してきた保険屋は、賠償請求するにあたって、病院からの診断書だけが必要だと言う。
「あとは要らないのですな」と言うと「要りません」ときっぱりと言う。
「そんなわきゃ無いでしょ?例えば、私が賠償額として一億円と○○さんに請求したとします。○○さんは、あなたがたとの契約に基づき、保険を使って支払おうとしますよ。その時、あなたがたは一億円支払うのですか?」
「いえ、支払いません」
「何故でしょう?」
「それは弊社の基準があるからです」
「そんな物は私には関係の無い事ですよ。私はあなた方と契約しているのではない。契約しているのは○○さんでしょ? 」

といわけで事故の時に、なぜ保険屋が当事者の間に入って来るのかが解るやりとりである。
法的なことはどうでも良い。保険屋は保険屋の基準がある。被害者は賠償の内容を保険屋が定める、被害者とは全く無関係な基準によって設定して欲しいと、つまりそういうことだ。
請求を起こす側の被害者は、それにとらわれる必要は無いのであるが、保険屋はそれを被害者に対して当てはめようとする。保険屋には、被害者の賠償額を決定する権利は無い。そもそも、加害者に代わって交渉を行う法的な権利すら持ち合わせていない。加害者が書いた委任状などを持っていれば別だが、そんなものを持っている保険屋の話は聞いた事が無い。

話にならない話をしても仕方が無いので、保険屋との賠償の話はこれで終わりである。すると今度は自賠責保険の話を始めようとする。

「ちょっと待ってください。ところで○○さんが契約している自賠責保険の保険会社は何処ですか?」
「え?解らないです」
自賠責保険として加害者が契約しているわけでもないのに、なぜその説明を行おうとするのだろう。
今度は、本当に無関係な人間となっている事に、保険屋が全く気がついていないようだ。
確かに、自賠責保険から支払われる金額は一旦任意保険からの建替えが生じるが、説明を行おうとした保険屋が関与する部分はそれだけである。
「何に基づいて説明を行おうとしているのか全く解らないので、説明を聞く事はできません」と言うと、あとは用が済んだようである。
休業補償の話もされずに帰っていった。

今回の訪問について、加害者たる相手方に電話で報告の有無を聞いて見たところ、連絡は一切無かったという。
仕方が無いので「あなたに対して賠償請求を行います。保険屋は話になりません」と伝えると、どうも怖くなってしまったようで、「保険屋と相談します」ということであった。
拙者は何もおかしな事を言っていないのだが、たいがい保険屋に任せきりになっている今の世の中において、このような事を言われるほうが普通ではないようだ。
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