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hixの日記: 食事をしに彷徨って大いに語る

日記 by hix
盛岡泊まり。
深夜に夕飯を食べに出た。
駅前ってあまり良く解らない。
数年前までは駅前ではなく菜園のほうに泊まっていて、しかもその時は夕方に時間がある現場だったので夕飯を食べた店はある。
極寒ではあったが、逆にそれが緊張感を生んで、気持ち良いような感じだったので、菜園のほうまで歩いてみる事にした。距離はだいたい500mぐらい。

「呑まない」と決めてしまったので、それがいけなかった。
一人で入ってしかも呑まずに食事だけできそうな店って、なかなか見つけられない。
社用車は宿に突っ込んであるし、運転する予定も無かったので、呑んでも何も問題が無かったのだけれど、極寒の緊張感が「間違っても呑まない」みたいな意思を生んでしまった。そうなると、例えば「レストランだと思って入った」とか言って結局呑んでお気に入りの店になった、嘗て麻布十番にあった(今は西麻布にある)ワインハウスの時のようにはいかなくなる。
こうなると、人見知りの激しいキモオタと行動がなんら変わりが無い。

駅前に引き返す。
しかし似たようなもん。逆に店の選択肢は駅前のほうが少ないかも。

地理的なところはだいたい把握していたつもりだったのだけれど、間違えて何も無い方面に歩いてしまった。
なので、裏道を駅のほうに進路修正。
会社帰りで駅に向かう人が後ろのほうに居るような。今思えば時間的におかしいのだが、その時はそう思った。
後ろを歩いていたその足音が、走る足音に変わった。急いでいるのか?その走る方向が真後ろ、わたくしの背中っぽかった。これはマズい事になるかも知れない。身構えながら道を開けたところで「あの、ちょっとスミマセン」。...このわたくしを、ロックオンしていたらしい。いつから?
この展開は、想像していた幾つかのマズい事の中ではだいぶマシなほうだ。
「何か探しているのかな?さっきっから随分とウロウロしているけど、道に迷ったのかな?」警察はそう声を掛けてきた。
その内容は建て前で、本心はそうではない事はわかるが、しかし、これは8割方わたくしが悪い。食べる店を探すときの歩き方は、普通の人の其れとは明らかに違う歩き方をする。更に、前述のような具合で、店の選択肢を支障が有るぐらいまでに狭めているので余計に歩き回っている。何かを探しているようには見えない。完全に不審者の行動パターン。
だから「ごめんなさい。ご飯を食べられる所を探しているんですけど、なかなか決められなくて...」そう返した。しかし警察はだからと言って適当な店を紹介するかというと、そういう訳でも無い。「ご飯ねぇ...」で終わってしまった。まぁそんな事は期待していない。警察だって、不審者に声を掛けているんだし、不審者が言う言葉としては予想外だったと思う。
駅前は慣れてないとかそんなハナシを少ししたところで、「もし良かったら...」というので、その先を言われる前に免許証を出した。ゴネても仕方が無い。前述のように8割はわたくしが悪いし、警察も仕事でやっているんだから、好意的に応対する事を努めた。
「ヤガマタの免許証はシンプルで善いね」
「県によって違いなんて有るんですか?」
「住所がねぇ、岩手の場合は『岩手県』から始まるんだよ」
デザインの事ではなかったようだ。
「警察が苦手だとか、何かしたことある?」裏に何も記載が無い事を確認した警察が免許証を返す時にそう訊いてきた。
「そりゃぁ後ろから自分めがけて走る足音が聞こえたら警戒しますって」
「そろそろ店も閉まる時間なので適当なお店に入って適当に食ってください」みたいな事を言われて解放された。

結局、昨年来たときに入ったラーメン屋。
微妙。
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