hixの日記: 麦は貧乏人の食べ物 8
日記 by
hix
有名なアレ。
新聞の見出しは大いなる悪意に満ちているのであるが、池田大臣の発言を真として現代に延長してみると、現代の米離れとは、池田大臣が言う米を多く食べる所得の多い人が減っていると考えてみても有りかな?と思う。
まあ現実は、その相関とは無関係に趣向の問題ではあるのだが、米は高いし、高度経済成長期と比べると庶民は(専業主婦を養えない程度に)高給取りではなくなった。
…と考えた時に、小麦粉に比べた米の優位性って何だろう?と考える。
高くて、(パンなどに比べると炊かなきゃいけない手間が掛かって)手軽じゃなく、(パン、ラーメン、パスタ、お好み焼きなどなどに比べて)調理に多様性が無い米がこの先生き残るには?
冒頭で紹介した発言の中で、
新聞の見出しは大いなる悪意に満ちているのであるが、池田大臣の発言を真として現代に延長してみると、現代の米離れとは、池田大臣が言う米を多く食べる所得の多い人が減っていると考えてみても有りかな?と思う。
まあ現実は、その相関とは無関係に趣向の問題ではあるのだが、米は高いし、高度経済成長期と比べると庶民は(専業主婦を養えない程度に)高給取りではなくなった。
…と考えた時に、小麦粉に比べた米の優位性って何だろう?と考える。
高くて、(パンなどに比べると炊かなきゃいけない手間が掛かって)手軽じゃなく、(パン、ラーメン、パスタ、お好み焼きなどなどに比べて)調理に多様性が無い米がこの先生き残るには?
冒頭で紹介した発言の中で、
米を何としても値段を上げて、それが日本経済再建のマイナスにならないように
消費の側で「経済の原則に副つたほうへ持つて行きたい」と言っているのに、生産の側はむしろ抗っていて、しかも農林水産大臣ではなく大蔵大臣の発言。大変根深いものがある。
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貧しい時代なら、コメの方が良かった (スコア:2)
調味料をケチる状況で、『炊いたコメ』と『すいとん』の比較になるわけで。
栄養価 (スコア:2)
小麦より、米の方がアミノ酸スコアが高いって話ありますよね。
米だけで足りないアミノ酸は味噌からとれたりして、米とクズ野菜のみそ汁、あとご飯のお供に味噌を食ってていれば、命だけはつなげる、と言う寸法。
米の優位性―たとえば飼料米とかかなあ? (スコア:1)
ヒト向けの食料米に比べたら安価に買い叩く方策であって
それと同時に鶏、豚牛ほかの飼料として多く配合するといろいろ評判がよくなる。
強気に出られない米作農家にはそう仕向けられたら応じざるを得ないという
立場の強い為政者にとってはこの上ない妙手?
…などと半世紀前は相当羽振りがよかったのに3年前に線香を上げに行ったら
すっかり零落していた父方の親戚が飼料用米への転作の資料の封筒を傍らに
置いていたので想像をたくましくした。
池田首相の時代なら大麦 (スコア:1)
農村人口もまだ多く陸稲や、雑穀もまだ作られていた。
今ははくばくの発芽押し麦買うと、普通のコシヒカリより高い。
災害時 (スコア:0)
地震でライフラインが壊滅した時なんかは、やっぱ米は強いですけどね。
とりあえず水が確保できれば、炊き出しできる。常温保管もしやすい。
同様なことはパスタみたいな乾麺でも一応可能だけど、大量に茹でるのは難しい。
パンにいたっては、長期保存しにくいし、嵩張るから長距離輸送も大変だ。
ただし災害時用の非常食として、一般家庭に米を備蓄するのはナンセンス。
あくまで日常利用するものの延長として。
アンフェア? (スコア:0)
小麦粉をパンにする段階が,コメを調理する手間に対応する相当の部分を含んでいるのでは
調理に多様性が無い? (スコア:0)
白米炊飯、混ぜご飯、おかゆ、カレーライス、オムライス、TKG、各種丼もの、寿司、ピラフ、チャーハン、
リゾット、パエリヤ、ジャンバラヤ、ビーフン、団子、白玉、煎餅、ポン菓子…
マーガリンは貧乏人の食べ物? (スコア:0)
うちで今買っている米が5kgで税込み約1800円なので、1合150gあたりで約27円ですね。
食パンは、税込みで110円で一人分が8枚切り2枚で計算すると大体同じくらいですね。
パンも、まともにバター使ってるパン屋さんの物になると倍の一斤230円になったりします。
パンに使うバター以外でも、アイスは脱脂粉乳に植物性油脂を加えてますし、加工乳やヨーグルトも脱脂粉乳ベースで、ケーキやお菓子もバターや生クリームではなくマーガリンや植物性のホイップクリームだったり、コーヒーのクリーム様の物質等々…
加工用の牛乳は安すぎて生産農家が減ってしまったという話がありますが、安くても消費量が多ければ採算ラインに達することもあると思うのですが、ここまで徹底されていてはそれも期待できそうにありませんね。
米は好きな銘柄や価格を自分で選んだりできますが、加工食品の原材料はそうもいかないので、大衆向け商品には徹底的に安物が使われることになります。
メーカー品でも多少原材料の質にこだわったものもありますが、一気に価格が上がってしまいますね。