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映画

hixの日記: 映画「We Margiela」

日記 by hix
大きくなりすぎた組織の無理が祟った話し。
ファッション界のドキュメンタリー映画では珍しい展開かも。

いつの頃からか「We」を使うようになったのだそうな。
良い意味でも、悪い意味でも。
皆で決定するというやり方は、わたくしは好まない。
責任の所在が曖昧になるし波風を立てずに無難にやるなら、既に誰かがそれをやっている。
いすれにせよ、であれば、自分の存在意義は無かろう。死んでしまったほうがマシなのでは?とさえ思う。

スタッフの誰かが言っていたが、会社を去ったマルジェラに久々に合ったので訊いたら仕事を楽しんでいなかったみたいだと。
それ多分、自分の名前がついたブランドが他人の管理下に置かれてしまっているせいで、がんじがらめだからという理由も有るのではないかと思った。

インタビューの中で「編集用の沈黙が欲しい」と無音の部分があって、それがこの映画のラストシーンだった。
共同創始者ジェニー・メイレンスは最近亡くなったのでその黙祷の意味合いか?
会社に於ける最後の仕事は、ブランドの価値をマルタン・マルジェラに対して数字で示す事だったように思う。結果的に、だが。

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