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映画

hixの日記: 映画「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」 1

日記 by hix
想像していたよりずっと和やかな討論会。途中の三島由紀夫の表現として「このシンポジウム」と言っていたぐらい。
敵対勢力の論客と見立てて対決したにしては、東大生側が概念論から抜け出ていなくて、三島由紀夫も敢えてそこから発展させない感じで応じちゃったもんだから、傍目から見て心に響いてこない。東大生が体制に反抗して大きな行動を取っているワリに言いたいことはそんな事で良いの?というか。
視野が狭いという意味での馬鹿という感じがした。

革命を行う人たちって、考えの中から何故かすっぽり抜け落ちるのは、国民や市民あるいは大衆は、そもそもが(その革命を起こしている当事者に比べたら相対的に)阿呆だという事で、それらを矯正や教育を行おうものなら途方もない労力が掛かる。さもなきゃ警察や軍隊の暴力装置で圧政するか粛清するかになると思うけれど、それで済むような小国家じゃない(日本を革命の対象にするならね)。
だったら、気の合う仲間同士で俗世から隔離された無人島みたいな所で自給自足の生活でもしてたほうが余程やりたいことが実現できる。
逆襲のシャアでアムロが言った「革命はいつもインテリが始めるが、夢みたいな目標を持ってやるから、いつも過激なことしかやらない」って、そういう意味も含むんじゃないかと思った。

或は、安田講堂陥落後の話しなので、反抗活動の収めどころの模索の一環だったのかも知れない。

ナレーションは今何かと話題の東出昌大。

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  • by Anonymous Coward on 2020年03月27日 23時52分 (#3786997)

    革命を起こしたい人は真実や本質を求めているのかなと、それに個人的にたどり着く道程を共有する事が世界平和に繋がると思うからこそ、主語が大きくなりやすく思ったり。
    学生運動を経験した企業家や思想家は現代社会の主流派を占めていて、彼らの失敗体験から現代社会は仰る通り愚民を如何にコントロールするかに重きを置いた人間が擡頭し、世界一の共産国家とも揶揄される国なりました。
    日本人はご都合主義な宗教観はあるけれど宗教と向き合う機会が無いのは不幸な民族だと思ったりする。

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