hixの日記： 映画「タリナイ」

遺族の爺さんは随分と真面目な人だな。

「俺の言っている事をちゃんと理解しているか？」と言う相手と対話する際は、最大限の注意、特に自分の言動に最大限の用心をする必要が有る。
意見の相違が前提となっていて、自分が話している内容について全くの確信を持っているという事の表れで、ここを曖昧な生返事で受け流すと、後でとんでもないことになる。
現地の人達は、かつて日本人により強制的に移住させられていて、日本人に対してある種の敵意(「反日感情」という固有で明確なものではないにせよ)が有るわけで、こと父親が大変な思いをしてこの地で無念の死を遂げたので追悼しに来たという私的な都合故に、その敵意に対しての無防備さを感じた。
当事者に対して酷な見方かも知れないけれど。

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