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映画

hixの日記: 映画「異端の鳥」

日記 by hix
原題は「The Painted Bird」

予告編ではこんな風に語られていた。

ベネチア映画祭で退場者続出。
だがラストを見届けた者はその映画に10分間のスタンディング・オベーションを捧げた。

ペットのイタチを奪われて石油を掛けられて生きたまま燃やされるというオープニングから始まって、ひたすらグロい苦難の極みが続くという映画なので、途中で退席したくなるのも無理はない。
でも、観終わってスタンディング・オベーションを捧げたくなる爽快感って皆無だったと思う。強いて、観ているこちら側が苦行から解放された事...ぐらいか。

...と、まるでボロクソのように言っているけれど、作品がひどいという事は全く無く、ただ「スタンディング・オベーションを捧げた」というそのフレーズで期待して観に行くと、多分どんよりと打ちのめされるであろう...と、それだけは言っておきたい。

登場人物は一切合切が不機嫌。まぁ戦時中だしね。そら心も荒みますわ。

ソ連の戦車が出てくる。T-34っぽくなかったけれど「T-34」で見た羽みたいなマークがペイントされてた。

時間の経過は随分と長い。季節が変わったり髪が伸びたり。

あれは(ちょっとだけ)ゴッドファーザー。

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