hixの日記： 映画「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」

オープニングが随分と薄いが、ムヒカ本人が登場するとちゃんと濃くなる。
って、なんだかパックに入ったお茶みたいな表現だが。

ムヒカに付けられた「貧しい」って何なんだろうな？
彼が国連の会議で語ったことって、ちょっと考えれば直ぐに解る事なんだけど、世界中の偉い人達が揃いも揃ってそれに気づかないのが率直に滑稽。
だから多分、それを指摘されたやっかみであったり、また、そもそも誰が初めにそう呼んだのか知らないけれど、ムヒカの意見は到底受け入れられるものではないという意思表明が込められたものなのだろう。
前述の滑稽な人々にとっては、奇抜でキャッチーな物言いだが、世界の特に発展前提の経済活動の方向性からは逆行していて(もっと直接的には自分の欲と照らし合わせると都合が悪く)、故に社会や人々に対する教訓とはなりえない。としたいのだと思う。

ムヒカが言うのは恐らく要するに、人生の幸せを真剣に追及せよという事なんだと思われ、それはなんだか仏教もそんな感じだなと思った。

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