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hotta-sの日記: ボランティアについて 2

日記 by hotta-s
阪神大震災が起きたとき、私は某所の雇用保険係長をしていて、主に給付に携わっていた。
滋賀まで非難して来る人も多く、情報が錯綜する中取り敢えず大騒ぎになるようなことはなかった。

ただ、この時ほど人間の浅ましさを見たような気もする。
雇用保険受給者がボランティア作業をする。特に法律上悪いことではない。ま、一般的に見ればそうである。
でも、ボランティアと言う言葉を使って良いのかどうか疑問に思うようなボランティアも出てくる。
「被災者支援に行ってきた」ってのはまさにボランティア活動の骨頂だろう。でも、「老人ホームにボランティアで介護に行ってきた」と言うのは名はボランティアでもちょっと意味合いが違って来る。
被災者支援と言うのは公的機関を除いて事業として行っているものではない。したがってこれを労働とか内職的就労と位置付けることはしない。
がしかし、老人ホームでの介護と言うのは本来老人ホームの職員が行うことであって、人手が足らなければ予算を組んで人を雇うのが本筋である。
助成金が少ないなど理由は色々あるが、人が雇えない分を「恒常的」にボランティアで補っている事自体が不自然なのである。

で、震災ボランティアが雇用保険に影響しないことを知った受給者が、老人ホームでのボランティアに毎日行って「ボランティアだから申告の要なし」と言い出すようになってしまった。
基本的に毎日ボランティアに行くことにしてしまえば、いい求人があってもボランティア終了まで応じることが出来ない訳で、「就労できる状態にない」ということになり受給は出来なくなる。
でも、「震災ボランティアがOKならこのボランティアもOK」と言う論法で引き下がらない。
「あなたは、煙草屋が『買い物に行くから店番頼む』と言って店番したらそれはボランティアか」と言ったら、「金貰わなければボランティアだ」と堂々と言ってのけた。
(この例の場合、金を貰うかどうかは個々の契約次第で、立派な労働になります)

金銭の授受を伴わない労働がボランティアと呼ぶのが蔓延している理由は「サービス残業」「風呂敷残業」などが常態化しているのも原因だと思うが、ボランティアは良いことだというのとクロスして変な理解がひろまってしまった事が問題かとも思う。
(お蔭で人件費を楽することを覚えた企業がどうするかは見物だ)
(また、このボランティアが資格化事業化したのが介護保険サービスであることも付け加えておく)

ということで、私個人としては、ボランティア活動家なる人達が恒常的にしている作業はボランテイァでは無いと思っている。
副業的に、空いた時とかを使って相互扶助的に補うのが本来のボランティアであろう。
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