hotta-sの日記: Employment insurance
日記 by
hotta-s
もう現役離れて久しいし、リアルタイムで追えていないので表ではなくチラシ裏で。
'95の阪神大震災の時もこういった未加入者の問題が出た。
未加入ということは法的には入らなければならないのに事業主が手続きしていない(未手続き)事を指す。法的に加入できない短時間就労者や常勤公務員、雇用形態にない労働者のことは指さない。
阪神大震災の時は未加入であっても仮に加入していたとして支給し、事業所に対しては追徴金含め請求するとのことだったが、果たして徴収できたのだろうか?不納欠損で落とさざるを得なかったのでは?
基本的に保険事故あれば支給優先で後日徴収となる。
私も徴収や収納(要は借金取り)の仕事をしていたことがあるが、あらゆる業界で独立自営する際、「税金や保険料は踏み倒してこそ正義」みたいな風潮があった。マルサの女なんか見れば誇張あれどあのとおり。
コンプライアンスの意識の進んだ現代であっても、「お上は金をもらうもので、払うものではない」というのが蔓延っているわけだ。それを前提にすべてのことは動いている。
最近(ここ10数年)では雇用だといろいろ面倒なため難癖つけて請負契約にするケースも目立つ。
全て雇用に関するコストは必要なものではなく悪と言う意識。そして利益を賃金で還元することを良しとしない人たちが経済界にいる限りいつまでもこういった事は続くだろう。特に企業家に迎合する政治している限り。