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日記

hrokoの日記: 読書メーターのまとめ 1月分

日記 by hroko

2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:4145ページ
ナイス数:20ナイス
http://book.akahoshitakuya.com/u/84546/matome?invite_id=84546

■スフィア―球体〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)
絶海の海底で発見された、宇宙船らしき物体が、
未来の(米国の)宇宙船、そして、その船内には地球外の未知の「球体」が収納されていて...
この「球体」との「コンタクト」を、
深海の海底に設置した居住施設という密室、
深海という特殊な環境の科学的トリビアを
ちりばめて描写する緊張感のある物語です。
上巻なので、米海軍の調査、主人公は中年後半の心理学者、
その心理学者の提出したレポートに基づく科学者のチームの編成など、
設定と伏線が目立ちますが、リアルな設定と描写で説得力を感じます。
読了日:1月3日 著者:マイクルクライトン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34532444

■スフィア―球体〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)
「球体」の謎が不明なまま、異常な事態が発生し、
生存の危機が高まり、謎の解明と脱出がテーマの展開を
緊張感を持って楽しめます。ただ、登場人物は米国人の科学者で、
主人公が米国の心理学者であるため、
あくまでも1990年代の心理学的な説明に終始しています。
「球体」のカラクリや説明に違和感を覚えるのは、
私が東洋的というか、日本的な感覚があるからなのか、
20年ほどの時代感覚なのか。そういう思索も含めて、読後も楽します。
読了日:1月3日 著者:マイクルクライトン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34532518

■ミーくんの番長日記 (朝日ノベルズ)
「気は優しくて力持ち」そんな古風な番長を、
意図せずにやっている高校生の冬休みに、
教師から「冬休みの宿題」として課された日記という位置づけの物語です。
が、この著者の作品、一気に読んでしまえます。
姉や母親との確執というか、葛藤を背景にした仕掛けとか、
気になるクラスメイトの女子に話しかけることもできない、
そんな高校生男子の「夢の冒険」を普遍的に描いていると思います。
読了日:1月3日 著者:菊地秀行
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34532552

■狂戦士伝説 魔界都市<新宿> (朝日ノベルズ)
十六夜京也と黒衣のメフィストの魔界都市「新宿」を、
時間と言いますか、時代が変わっても、変わらずに書き続けた続編です。
「マンサーチャー」とか「魔界医師」とは、まったく独立して、
しかも、現実世界の時間経過とも独立で、物語世界の続編を安心して楽しめました。
ところで、この「あとがき」は... なんていうか、参考というか、勉強になりました...
読了日:1月3日 著者:菊地秀行
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34532775

■プレイ―獲物〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)
共働きで子持ちの夫婦、ただし夫は失業中という生活を描きながら、
エージェントによる分散処理、分子レベルの構造をバクテリアで量産、
アメリカの企業の資産に関する経営感覚、
そういう背景で現実感をたっぷりと描きながら、
カタルシスの予兆と伏線をちりばめていく著者のスタイルを楽しめます。
2006年の作品ですが、科学・工学的な設定はそれほど古くないし、
「新しいバイオハザード」系の物語を予感させる内容です。
読了日:1月4日 著者:マイクルクライトン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34563975

■プレイ―獲物〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)
解説の「ナノテク版『ジュラシック・パーク』」という視点は、
解釈のモデルとしては悪くないかもしれませんが、
テーマは、「バイオハザードの新しい脅威はナノテクであり、
遺伝子操作以上に厳格に規制すべき」、という感じが強いです。
最新技術を扱う企業の倫理、従業員の倫理、
科学や工学の倫理や道徳などを考えさせる物語を
エンターテインメントとしてまとめ、
創発行動、エージェントプログララム、
行動生物学や進化論の応用などの科学的なトピックスを楽しめる、
再読したい作品です。
読了日:1月4日 著者:マイクルクライトン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34564206

■敵は海賊・海賊の敵 (ハヤカワ文庫JA)
「海賊版」で登場したランサス星系フィラール、シャルが登場したりと、
シリーズ作品として楽しめます。(過不足なく)「やられたら、やりかえせ」と
真面目に助言する匋冥が、宗教の「神」に祭り上げられていることに気づき、
どう対処するのか... その顛末をラジェンドラが語るところも
新作のファンサービスなのでしょうけれど、
オメガ空間に関する考察は『戦闘妖精・雪風 アンブロークンアロー』の世界認識みたいですし、
安心する一方で物足りない感じな佳作でした。
読了日:1月12日 著者:神林長平
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34783553

■アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)
「グッドラック」の続編、しかも物語も前作の続きで、
緊張感を感じますが、連作短編で視点が都度変化し、
しかも物語の構成も多様な視点・解釈を容認するような、
そういう状況を「SF考察・設定」として利用してるので、
いろいろと自分なりの解釈を楽しめました。
そして、世界をどのように認識し、それを前提として自己をどう認識し、
自己実現を図るのか、そういう個人の葛藤と言いますか、
「闘争」を清々しく感じました。
読了日:1月12日 著者:神林長平
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34783776

■魚の見る夢 (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)
父親を拒絶する背景がよく分からないまま、
母親が夭逝した姉妹の関係が語られています。
姉妹それぞれに、親友と言いますか、
それ以上な「百合」関係になりうる同級生が居て、
対象的な描写をしながら、いまひとつ、
スッキリとした展開になっていない、そんな「モヤモヤ」を感じました。
読了日:1月12日 著者:小川麻衣子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34784098

■魚の見る夢 (2) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)
作者のあとがきでは、「家族の再生」みたいなまとめかたになっていましたが、
その解釈では、ちょっと収まらない感じです。
姉妹それぞれに、自分の意識、行動を客観させられる出来事を体験して、
受験・卒業や進級という節目を迎え、新しい生活を始める...
読者の想像を搔き立てるまとめかたですが、もう少し、分かりやすい、
または、期待するような展開が欲しかったかも。
読了日:1月12日 著者:小川麻衣子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34784269

■ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)
読了日:1月13日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/b/415010672X

■りぽぐら! (講談社ノベルス ニJ- 33)
特定の文字を使用せず、同じ物語を書く、
そういう工夫を楽しめるかどうか、という奇矯な本です。
物語は、著者独特な感じが無くもない、かもしれませんが、
ほとんど「あらすじ」のようなので、
小説とかそういうのでもない、と思います。
こういう「遊び」ができる実力があるということは分かったので、
今後の新作に期待することにします。
読了日:1月19日 著者:西尾維新
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34970071

■カウント・ゼロ (ハヤカワ文庫SF)
読了日:1月27日 著者:黒丸尚,ウィリアム・ギブスン
http://book.akahoshitakuya.com/b/4150107351

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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー

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