hylomの日記: UbuntuとCentOSどっちがいいの? 答えはDebianです 5
UbuntuとCentOSどっちを選ぶべきか、というのはよく聞く話だが、UbuntuとCentOSどっちがいいの?正しいサーバOSの選び方 - lamichの日記 - 海外でイラスト制作を行う社長のブログというブログで、「圧倒的な差をつけて世界で一番使われているサーバーOSがUbuntu だ」という理由でUbuntuがおすすめされている。シェアが多いもの、今後シェアが伸びそうなものを選ぶというのは、確かに選択の理由としては一理ある。
だがしかし。シェアを調べるのにGoogleトレンドを使うのはどうなのよ。
このブログでは「centos server」という単語と「ubuntu server」という単語をGoogleトレンドで調べるとubuntu serverの方が圧倒的、だからシェアも圧倒的と主張しているのだが、これを信じるならubuntu serverよりもwindows serverのほうが圧倒的なシェアを持っていることになってしまう(Googleトレンドでの「ubuntu server」と「windows server」との比較結果)。
さて、サーバーOSのシェアの話であるが、Q-Successというコンサルタント会社の調査部門W3TechsがWebで使われているさまざまなソフトウェアや技術のシェア調査結果を公開している。これによると、Webサーバーとして使われているOSのシェアはWindows系が32.3%、Linuxを含むUNIX系が67.7%となっており、またUNIX系におけるLinuxのシェアは52.8%(全体から見たシェアは35.7%)。そして、ディストリビューション別で見るとトップはDebianとなっている。
Linuxのディストリビューション別シェアはDebianは32.3%、Ubuntuは26.5%、CentOSは20.4%、Red Hatは4.5%、Gentooは2.1%、Fedoraは1.4%。CentOSとRed Hat、Fedoraを足すと26.3%で、Ubuntuとさほど差はない。
とはいえ、UNIX系のうち45.8%は「Unknown」となっているため、正確な数字は分からない。また、これはWebサーバーに限った調査なので、他の分野では異なる数字が出る可能性がある。あくまで1つの調査結果として見るのが良いだろう。
同レベル (スコア:0)
> 今後シェアが伸びそうなものを選ぶというのは、確かに選択の理由としては一理ある。
と言っておきながらシェアの推移を見てないのはどうなのよ。例えば同じW3Techsのデータから。
http://w3techs.com/technologies/history_details/os-linux/all/y [w3techs.com]
Ubuntuのシェアがこのように上昇しているというのがCentOSからの切り替えの根拠の一つでしょう。
Debianも早々に抜くんじゃないですかね。
Re:同レベル (スコア:1)
Ubuntuが近いうちにDebianを抜けるかどうかについては、個人的には懐疑的です。Ubuntuがシェアを伸ばしているのはCentOSやRed Hatのシェアを食っているからですが、2015年になってからのデータを見るとCentOSのシェアは微減というレベルになっており、ここから急激にCentOSがシェアを落とすことはないのではと思っています。
うnko言いたいだけやろ (スコア:0)
Re:うnko言いたいだけやろ (スコア:1)
そうですね、修正しました……ありがとうございます。
Linuxは半年前から始めたマン (スコア:0)
CentOSとRed Hat、Fedoraを足すと26.3%で、DebianとUbuntuを足した58.8%には遠く及ばない。Deb系大勝利である。
とはならないの何でですか?互換を謳ってないから?