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jikenboの日記: スパムの元凶「アドレス収集ツール」の威力

日記 by jikenbo

 今年も懲りずに届き続けるスパム(迷惑)メール。米国のある団体の調査によると、ネット上で飛ぶメールの6割近くがスパムだという。そのスパムを送信する際のメールアドレスを自動収集するツールがあるのはご存じだろうか。このツールは、起動して放置しておくだけで、1日数万件単位でメールアドレスを自動収集する。その恐るべき能力を探ってみた。

自動巡回で1日数万件

 協力してくれたのは、元スパム送信業者のS氏。彼は過去に5000万通超のスパムを送信した実績を持つ。その彼が実際使用していたメールアドレス収集ツール「MS」について解説してもらった。

 「このツールは売値が約1万円で、誰でも購入可能ですが、ネット上ではタダで手に入ります。いま出回っている収集ツールの中では、もっとも高性能だと思います」

 このツールの使い方は簡単だ。まず収集前に、入力欄にいくつかのURL(アドレス)を記入する。「収集ツールというのは、ネット上のHPを巡回して、公開されているメールアドレスを抽出するものなので、巡回のスタート地点となる検索エンジンやリンク集などのHPのURLを入力します。そこからリンクされているHPをくまなく巡回してメールアドレスを抜き取ってくるんですよ」(S氏)。

 URL以外に、検索用のキーワードも入力する。キーワードを入れると、ジャンルに合ったユーザーのメールアドレスが収集できる可能性が高いという。

 「以上で操作は終わりです。あとはこのまま数日間放っておくだけで勝手にメールアドレスが集まります。操作は簡単ですが、巡回の元となるHPを探すのが面倒かな。最近の検索エンジンは収集ツール対策が施されているので、対策済みのサイトを登録しても1件も取れません。掲示板の無料レンタルサイトなどがいいですね。利用中の掲示板をすべて巡回し、投稿者のアドレスを取ってきてくれますから」

 数日後、S氏から成果の報告があった。「4日間動かして7万件取れましたよ。まあまあですね」。

メールアドレスはネット上で公開しないこと

 こうして収集したアドレスの到達率は「多くて6割」(S氏)という。「100万件送りたければ150万件ぐらいは収集しなくてはいけませんが、メール収集から送信までは自動ですから手間もほぼゼロです。ぼくはこの方法で年間200万円近く稼いでいました」。

 そんなS氏が伝授する「スパム撃退方法」は、「メーンで使うアドレスは絶対にHPで公開しないこと。掲示板への投稿は別のメールアドレスを使いましょう。一度スパムが来たら諦めましょう。年1回は自分のメールアドレスを変更するのもいいですよ」とのことだった。

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