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450737 journal

k3cの日記: 続:RFID

日記 by k3c

RFID反応リンク集がアップデートされている。いや、Wikiって便利ですね。と、初めて思いました(恥)

えーと、まず、高木浩光さんの[memo:5793]から。

次に、どなたかの日記では、「政府はどうせ業界を後押しするだけだろう」的
なことを書かれていましたが、真剣に個人情報保護を重視していると聞き及ん
でいます。きっと本当にそうなのだろうと私は思います。

ただ、正しく議論できるメンバーが議論しているかどうかが不安です。プライ
バシー問題の議論はとかく誤ったものになりがちだということを示したのが、
コラムの趣旨でした。

http://it.nikkei.co.jp/it/njh/njh.cfm?i=20030421s2000s2
| そこから引用すると、
|
|  無論、それ単体では個人名まで特定できない使用者の使用履歴情報などは
| 個人情報には該当せず、そうした情報を商品に添付しておくことには何ら問
| 題がないことはいうまでもない。
| とある。

この段落にだけ、「無論」、「何ら」、「いうまでもない」と、3つもの強調
表現が使用された背景に、どんな情緒的思考が混じりこんでいたかを考えてみ
るとよいと思います。

うーむ。この件については荒川さんの日記にも反応があったのですがワタシのほうかもしれないのでフォロー。

中間報告書の、件のフレーズが出てくる少し前のところで

あくまでも、これらの情報が個人を特定する情報と一体的に開示・利用されている場合に初めてその情報全体が個人情報としての扱いを受けることになる。

と書いておきながら、「無論」「何ら」「いうまでもない」という結論をいきなり持ってくる、持ってこれるあたり、そのような論調がこの研究会で支配的であったのではないか。なんら具体的にRFIDの使用場面を個人情報の観点から思考実験しないで、そうだとばかり思い込んでいるのではないか。高木さんの日記でもそのような認識でいる専門家・技術者が多いと嘆いておられる。また、そこで引用されている/.JのRFID関連コメントでも同じような論調が多々見られる。

個人がRFIDタグのついた製品を持っている、その状況自体が既に、個人を特定する情報(というか個人そのもの(笑))とRFIDタグが一体化している状態じゃないか。

その場に居合わせなかった(当り前)ので想像でしかないが、いきなり「言うまでもない」などと情緒的な言い回しが登場するあたりに、RFID普及への強い思い入れを感じずにはいられない。使用者の履歴情報を商品に添付することを正当化するために強弁で一点突破しようとしているというのは穿ち過ぎた推察でしょうか。

情緒的な記述は詳しい技術的考察を必要とせずに安易に飲み込めてしまい、それゆえ技術的にきちんと筋道立てた説明よりも受け入れられやすい。コンセンサスを得やすい。何というか、「力説したもの勝ち」という、テレビの討論番組のような状況が、今の技術者コミュニティ(って何じゃそれ)にはあるのだと思う。

そんな中にあって高木さんの言葉は技術的であっても具体的で、分かりやすい。とりあえずワタシは日記チェックしますのでがんばって下さい。

次に、森山さんの釈明(?)

結果的には、企業側、消費者側双方のコストとベネフィットのバランスで落ち着くわけでしょ。

そして個人情報のリスクに関する考察は間違った結論のまま置き去り。…コスト-ベネフィット、という議論を始めた瞬間に、個人情報のリスクはコスト増の要因として置き去りにされています。それでいいかどうかを判断するのは消費者であって企業ではないのだが、企業は説明責任を果たさずに(というか個人情報漏洩のリスクを正しく理解しない論調が支配的なまま)導入だけが企業主導で進んでいく。

関連業種の人はみんな言われなくても分かってると思いますよ。

分かってても具体的には進展してない、というのが[memo:5777]の指摘していることではないかと思うのですが。次は六本木ヒルズヘ行けということでしょうか。自分はあちこち取材に行った上で書いてるんだから正しいのだ、と言いたいのかも知れませんが、なぜ正しいのかは「分かってると思いますよ」としか書かれていないような。思いますよ、では分かってるという説明にはなりません…。

セキュリティや個人情報保護が大事だということは言わずもがなです。よりセキュアで便利なサービスを開発して欲しいです。ですが、そこだけ見ていても、良いもの、本当に社会に必要なもの、消費者が必要としているものは出てこないんじゃなのかな。それが僕の言いたいことです。

そう言いたいなら最初からそう書けばいいのに、なぜ「バカめと言ってやれ、って感じ」なのか。消費者が必要としているものは現状のRFIDタグなんでしょうか。その確証はどこから来てますか。さらにその先まで考えている、という具体例はどこですか。全ての答えは六本木ヒルズにあるのか?じゃあ最初から「六本木ヒルズに行け」と書けばいいのでは。最初にブックフェア、それが論破されたら次は六本木ヒルズ。ここも突破されたら次はどこなんでしょうか…(違

他にもいろいろ増えていますが、gtk's memo

でもこれじゃあ「えらいひとがすでにかんがえているからきみたちはつかえばよいのだよ」にしか聞こえませんがな。

にしか聞こえない、のではなく、事実そう言っているんだと思います(苦)

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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者

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