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450739 journal

k3cの日記: 身も蓋もなく

日記 by k3c

引き続きRFID話
gtk's memo.より。

心のうちではそう思ってましたけど、ソレ書いちゃうとミもフタもないんであえて表記上では「そうにしか聞こえませんよ」という表現で

なるほど、そうでしたか…(笑)

だんだん自分の中ではっきりしてきました。つまり森山さんは「えらいひとがすでにかんがえているからきみたちはつかえばよいのだよ」というスタンスなのだが、高木さんは「かんがえてない」と言っているのですね。今回の一連の騒ぎの出発点になったNIKKEI NETの記事でも書かれているように:

一般に、新しい技術を社会に導入しようとすると、技術を理解している人にしか予想できない脅威が生じ得る。その危険性を事前に分析して提示し、解決策を準備しておくのが技術者の責務であろう。

という、以前から一貫した主張の中で、高木さんはRFIDの問題を取り上げているのですが、そこのところ、実際に考えているのかいないのか。具体的な例示でそのへんに判断材料(ブックフェアに行ってきた、というあたりです)を提示しているのは高木さんの方で、森山さんはそれに対する反証を出せていないので、ワタシとしては「考えていない」という方が正しいと感じています。

ワタシはRFIDについては一人の消費者でしかないので、ここで問題と感じることは高木さんとは少しずれているのですが、技術者としての責務の中には「一般公衆への説明責任」というのがあると思っています。つまり、だれかそのへんのヒトに

「実際どうなのよ、安全なんですか?」

と、漠然と聞かれたら、何が問題で、どのような対策を施しているのか、それによって問題は解決したのか、解決しないなら回避策にはどんなものがあるのか、など、きちんと整理した形で説明できないといけない。もちろん技術的に高度な内容である必要はなく、質問者に理解できるレベルでいい。

逆にいえば、消費者を納得させられない技術は使わせるべきではない。しかしRFIDは(たとえばベネトンの服につけてしまえば、ベネトンの服を買うことで)消費者が意識せずに脅威に晒される可能性がある。それが、今回のRFID話のキモだと思っています。高木さんはそのへん、何が問題なのかを非常に分かりやすく説明されています。

で、ワタシは「このままRFIDが普及するとヤバい」つまり、gtkさんも書かれたように:

たとえばこれらのシステムが「これ防犯対策のための製品なんですよー」と触れ込んでおいて普及したとしよう。んで、しばらく経ってから「プライバシーのあたり、なんかやばくねえ?」と指摘されたら「万引き防止のためにはこういうシステムが必要なんだよコンチクショウ!」と開き直られちゃったらいやだなあ、と切に思う。

というようなことになると困る、と知ってしまったので、RFIDが普及する前に消費者に問題が知れ、技術者が消費者に対して説明する必要が生じるよう、せいぜいギャアギャア騒いでみようと思います。
本当は上に書いたように、説明は責務であって、必要が生じるとかいう問題ではないと思うんですが…。

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あと、「追跡」という言葉が頻繁に使われている(例えばこのへんとか)んですが、追跡には街角にRFIDのスキャナがたくさん植えられていることが前提になると思うので、あまり現実的な脅威ではなく…むしろ…高木さんの例で書きますが:

安ホテルで個人情報とRFIDをbindした名簿が作成され、流通して、別のどこか、個人情報を特定されたくない場所でRFIDと件の名簿から個人情報を引き出されてしまう

そういう脅威が問題なのだと思います。…違う?なんかあまりにいろんな意見が飛び交っているので自信なくなってきました…。コメント希望。

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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs

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