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k3cの日記: WC一次予選(1):オマーン戦

日記 by k3c

サッカーにおいてゴールは奇跡だ。と村上龍は書いている。
昨日のゴールはまさに奇跡だった。
あそこでクリアボールが中村に当たらなければ、
それがディフェンダーに当たって向きが変わらなければ、
こぼれ球の転がった場所にたまたま久保がいなければ、
あの1点はなかった。

しかしそこに至るまでの過程は過酷なまでに必然だった。

久保は最前線でフィードを待ち続けた。
中村はPKを失敗しブーイングを浴びオマーンのディフェンスに何度遮られてもサイドからセンタリングを上げ続け、
後半途中から入った小笠原は右サイドからパスを供給し続けた。
小笠原があの場所に入っていたのは中田がディフェンシブハーフの位置に下がったからだし、
小笠原で通用したのは後半オマーン選手の運動量が下がったからだし、
小笠原にボールが渡ったのは最終ラインから中田・稲本にパスが通せるようになったからだし、
中田が後方で比較的自由に動けるようになったからこそ終盤の攻勢があり、
オマーンの運動量が極端に減る原因となった。

一つだけ苦言を呈したい。
日本の最終ラインはなんであんなにボールを持つのか。
あれは日本の攻守の切り替えを極端に遅くし、
相手にディフェンスを立て直す時間を与えていた。
結果として中田にボールが渡せず、
最終ラインでボールを回して挙げ句の果てに前線へロングフィードし、オマーンのカウンターを喰らう。
前回のワールドカップを観戦したおぼろげな記憶ではあるが、
あんなことをしているのは日本だけだったはずだ。
あれだけは今すぐ改めるべきだと思う。

オマーンのカウンターは非常に速く、徹底していた。
誰かがボールを取ったらすぐに全員が前を向き、
長めのパスをキープレイヤーに繋いで前線まで運ぶ。
パスする相手がいなければロングフィード。
結果的には通用しなかったが、戦術はシンプルでプレイヤー全員に浸透していた。
一方の日本は何がしたいのか、観戦するサポーターには見えなかった。
おそらく選手たちにも見えていなかったのだろう。
それくらいオマーンの中田潰しは徹底していて、
日本は攻撃の起点を失い、のろくさいロングボールでの攻撃に終始した。

後半、久保が前線で脅威を与え、
中田が後ろへ下がり、
小笠原が相手のマークを混乱させ、
オマーンの運動量が極端に減少しなければ、
あのゴールはなかっただろう。

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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

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