パスワードを忘れた? アカウント作成
601815 journal

kahoの日記: ヒマラヤで人間が進化中 3

日記 by kaho

今日のNature Newsより.

チベットで血中の酸素濃度を大規模に観察したところ,酸素濃度を決める単一の遺伝子があり,その遺伝子が有利であるためにpositive selectionがおきているという論文.
酸素濃度の測定には赤外線で間接的に測っているし、対照群が設定しにくいしでニュースを聞いただけではちょっと信じられないので論文自体をダウンロードしてみた.

詳しく読まないと分からないのでさっと読んだ印象を述べると,研究の骨子はQTL解析を行うと酸素濃度を決める遺伝子は一つだけであり,その遺伝子を持っていると産まれた子供が出産可能年齢まで生き残る確率が増えるというもの.

まあDarwin的な(ダーウィンのフィンチ的な)進化で,起こっても不思議ではないがそれが人間社会でもみられたというのが新しい点.

V(E)とV(G)の違いとか、数値的に計算しないと検証はできないがこんなに簡単に分かるものだろうか?という狐につままれた感覚がある.母親の形質だけではなくて父親もみて,mid-parentでやったら母親よりも子供の遺伝型の影響の方が強くでていた,とかはないのだろうか?
後でちゃんと読んでみるつもり.

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 酸素濃度によって死亡率とか出産能力とかに差がでる?

    あるいは酸素濃度が低いとモテないとか.
    • 出産能力ではなくて,妊娠中の子供への影響か,産まれた子供が乳児のうちに死亡する確率が高くなるようですね.
      想像で言えば,胎内にいるときに酸素濃度が低いとなんらかの障害があるか成長に問題があって早死にしてしまう確率が高くなるということなのでしょう.

      酸素濃度を決めている遺伝子というのは,このグループも最初に報告したグループも特定はできていなくて,統計的な手法(segregation analysis)によって単一遺伝子モデルがあてはまりがいいということで決めているようです.
      この点がすごく気持ちが悪いところで,今遺伝学の教科書を持ち出してsegregation analysisについて勉強し直しているところなのですが,生のデータを触れるわけではないのでそれでいいのかどうかはちょっと分かりません.
      --
      kaho
      親コメント
typodupeerror

計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

読み込み中...