kahoの日記: オグロシギは別居後同時に我が家に帰宅する 1
日記 by
kaho
Yahoo News経由Reuterに,ヨーロッパのオグロシギ(godwit)の面白い生態が書かれていた.Natureの論文になっているようだがWeb Newsには載っていないようなので本文の方を漁ってみた.
その要旨は登録なしで見られるだろう.
イギリスで越冬するオグロシギは渡り鳥で,夏はアイスランドで繁殖するのだが,つがいは別々の場所で越冬して,その距離は平均955±165kmも離れている.4月の中旬から繁殖地におよそ1月程度の間にアイスランドに戻ってくるのだが,もともとつがいだった鳥が到着するのは誤差3.1±1.3日しかなかった.そして同時に到着したオスとメスはまたつがいとして繁殖した.
また,2組のつがいが離婚したが,これは8日以上一方が遅れた場合だった.
このような同期が起こる理由は全く見当がつかず,不思議なものだ.元々生活リズムの近い個体同士がつがいになるのか,越冬する前に示し合わせておくのか・・・
ところでNatureの記事には書かれていないが,この離婚したつがいで遅れたのはオスの方だったらしく,メスは別のオスを探したという.グラフにはメスが遅れたつがいも記録されているが,このつがいはオスが待っていたのだろう.泣ける話だ(笑).
こういう研究は論文にも書かれているがかなりたくさんのボランティアが参加してくれて初めてできるものだ.日本に来るオグロシギがどうなのかとか,その他の渡り鳥の生態とか,渡り鳥がたくさん訪れる日本でも高校生の科学的好奇心を喚起するためにやっても面白そうだ.まあ人任せで無責任な発言だし,日本だけではなくて渡った先の協力も得なければならないが.
鳥 + 想い人 (スコア:1)
名にし負はば いざ言問はむ 都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと