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kahoの日記: 梅山豚

日記 by kaho

育種の話とか見ていると梅山豚(めいしゃんとん)と言う豚がでてくることがある.
これは中国原産の原種の豚で,脂肪量が多いことと一度に産む子供の数が多いことで掛け合わせによく用いられる.
原種で品種改良がされているわけではなく,食味もよくないのでそのまま食用に用いられることはないと思っていたのだが,ふいにGoogleに聞いてみたら日本で梅山豚の加工食品を販売しているサイトが多く見つかって驚いた.(サイト1サイト2サイト3
原種そのものは日本にも入っており,その後輸出が禁止されたので入った数は少ないはずだが,多くのサイトが「日本国内には100頭しかいないと言われている」などとコピーを載せているのはいかがなものだろう.100頭しかいなければ食べたら絶滅するだろう,と突っ込みたいところだ.
恐らく100頭というのは,そのまま食べる気はないので,多様性を確保できる頭数を農業試験場かどこかで飼っている(た)数のことのだろう.

私の梅山豚のイメージというのはこれとかこれとかの「脂肪のかたまり」的なものだったが,日本で販売しているサイトは一見して普通の豚に梅山豚を掛け合わせて脂肪量を上げた程度のもののようだ.
掛け合わせることで肉の味も(元々の梅山豚より)よくなることだし,それ自体は悪くはないのだが,嫌な気分を感じるのも事実だ.名前で区別できないだけに比内地鶏よりも悪質だと思う.
どうせ何かのバラエティー番組ででも紹介されたのだろうと思ったが,その通りだったようだ.
「中国で最高級豚肉の一つ」とか「増やすのが難しい」とかは売っている本人が信じているかどうかはともかく正しくないことを指摘しておかなければならない.

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