kahoの日記: 動物園の飼育係は感染源になるか
日記 by
kaho
もうひとつScience Blogから,飼育係とSV40感染の関係について.
SV40というのはサルのウイルスで,ヒトの癌を発症させるかもということで以前に話題になったが,現在ではあまり危険性については不安視はされていない.
SV40というと哺乳類に遺伝子を組み込むときに,その遺伝子がよく発現するようにとプロモーターを組み込むことくらいしかイメージがなくて,実はどのような症状になるのかも知らないのだが,考えてみれば日常的に類人猿に接触している動物園の飼育係が類人猿ウイルスに晒されている危険性は考えられる.
しかしこの調査でも類人猿との接触によってSV40抗原が多くなったというわけでもなさそうだし,SV40に関してはあまり気にすることはないようだ.
正直,清潔な環境で適切な管理がされている飼育であれば気にすることはないかとは思う.
危険なのはすでに動物園内で多くの個体数のいるところに外部の野生から個体を入れるような場合,ちゃんと健康チェックや検疫をしない場合だけだろう.
ただ逆に言えば不衛生な動物園やペットの繁殖場では思わぬウイルスが発生するかもしれないので警告的な意味で時々こういう調査を行うのは意味がありそうだ.
癌で思い出したが,ヒトの腫瘍「幹細胞」がマウスの脳腫瘍を引き起こしたという話がNature Web Newsにあったが,これは幹細胞のマーカーだといっているタンパク質くらい転写制御がめちゃくちゃになっている癌細胞では発現しそうだから腫瘍の幹細胞をみつけたことにはならないだろうと思う.
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