kahoの日記: スマトラ島沖地震 1
インドネシアの地震は未だに被害の確認も済まない大災害となっている.
Nature Web Newsにもいくつもの記事が掲載されているが,地震によって地図が書き換えられたという記事が地震学の観点から地震の規模を紹介している.
スマトラ島とその周辺の諸島をのせたビルマプレートはインドプレートに2世紀に渡って(最後の大地震が1833年だった)ちょうど爪が伸びる程度の年6cmの速度で押し付けられていたが,そのエネルギーが解放されてたった数分で数メートル島の位置が変化してしまった.
この地震の断層は1,200kmにも達する巨大なもので,その断層に平行な方向の海岸で被害が特に大きかった.
津波による死者はアフリカの東海岸でもでたらしい.
しばらく余震はあっても津波はないということだが,日本をはじめ各国の協力のもとで最低でも病気の蔓延による二次的な災害を引き起こさないだけの復旧が進めばと思う.
更に地震のせいで地球の回転が速くなったという話まで出ている.
インドプレートが潜ったことで地球の重心が中心側にずれ,回転モーメントが小さくなることで一日の時間が3usecほど短くなったというのだ.
地軸の傾きも2.5cm大きくなったというし,とび秒を変更するほどではないにしても地球規模の変化だったことがこんな大きなスケールでも現れている.
また,Reutersに野生動物は津波を感知したという記事も.
海岸から数キロまで津波が押し寄せたのに像はおろかウサギの死体も見つからなかったというので,これまで様々な伝承で語られたように野生動物には災害を感知する「第六感」がある野ではないかという話.
ちゃんとした研究者がこういうことを言っていたら恥ずかしいなという気持ちで読んだが,動物園の職員や作家だったので安心.
補足的に言っておくと野生動物の「第六感」について考えたり研究するのが悪いと言う意味ではなくて,滅多に起こらない大災害に対しての動物の予知は記述の対象にしかできなくて,研究としての観察や分析はほぼ原理的に無理だと考えているからだ.
天変地異の時に何らかの電磁波なり化学物質なり音波なりが出ているのではないかと言う研究は意味があるが,野生動物を単純に神聖化する自然信仰は意味がない.
そうですよね (スコア:0)
神聖化するんだったら人間を神聖化するべきなんであってね。