kahoの日記: ヒトゲノムは終わっていない・・・Yについては
日記 by
kaho
Nature Web NewsにY染色体の隠れた配列という記事があった.
Y染色体というのは人の染色体の中で最も小さく、遺伝子の数も少ない.
一方でSryや精子形成に関わる遺伝子があり,Y染色体をもっていることで男として発生することができる.
ところがY染色体というのは中身が非常に読みにくい,つまり繰り返し配列が多くてでたらめに読んでも自分がいまどこを解読中なのかわからなくなってしまうし,断片ごとに読んでみてもその断片がどちら向きに染色体のどのあたりなのかが分かりづらい.
ヒトゲノム計画の最初のリリースでもY染色体については「いかに解読が難しいか」というような話に終始しているくらいで,そのとき解読された部分は他の染色体と比べてずいぶんと少なかったし質も低かった.
ほぼ完全に解読が終了した現在でもデータベースに登録されている配列の長さが実際のY染色体の長さと比較して短いので,「まだ読まれていない配列があるはずだ」と読んでみたら、Y染色体の2%にもわたる領域について新たに発見し、そこに8つの遺伝子(らしき配列)もみつけることができたという.
今のところは「そうですか」というような感想しか出て来ないが、今回発見された遺伝子がどのような機能を持っているのかが分かってきたら面白そうだ.
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