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kamogawaの日記: くらやみの速さはどれくらい

日記 by kamogawa

くらやみの速さはどれくらいを読んだ。
大変面白かった。内容は、「アルジャーノンに花束を」の自閉症患者バージョンと
思っていただければ良い。例によって主人公は新開発の治療を受けるかどうか
葛藤するわけである。それでまあ後はあーだとかうーだとかいろいろあって
最後はちょんちょんという塩梅である。

このお話で俺が気に入ったのは恐らく、その話のプロットではない。
お話自体が面白いことは確かだ。だけど、俺は実はお話登場人物の葛藤と
いうものが、そんなに好きじゃないのだ。俺が気に入ったのは、この本全体に
流れる、「成長するものは興味深い」という作者の見解である。
この考えに俺は賛成だから、面白かったのだ。これを裏返すと、
「成長しないものはつまらない」ということになる。俺もそう思うのだ。
まあそんな感じ。

あと気に入ったのは、主人公が物語半ばで長々と語る、「3度目の
襲撃は敵対行為」という諺に対する数学的アプローチによる考察だ。
こういう探偵が出てくる推理小説ってないかなー。俺推理小説って
嫌いなんだけど、こういう名探偵が出てくるのなら、好きになれそう。

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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人

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